角川映画スペシャル
当時の角川映画ファンなら誰でも知っている名曲ぞろいです。このアルバムは昔はレコードでありましてレンタルレコード店のスタンプを貯めてリクエストした思い出があります。映画と小説と主題歌がそれぞれ、ファンの心をくすぐる演出は角川グループのお家芸でしょう。二本立ての映画もよく見に行った事が思い出されます。あの時の自分に戻れる一枚です。特に「汚れた英雄」はバイクに乗っている時に聞くと興奮される方も多いのでは?
MONSTER DRIVE
先行シングルの「IDENTITY」が個人的にイイ感じだったので
今回のアルバムは結構期待してました。
本人も言っていた通り、方向性として「ロカビリーテイスト」を
フィーチャーしているのが良く聞いて取れる一枚です。
そういった意味ではある種コンセプトアルバムに近いものなので、
逆に「今」のロックを聴きたい方には向いてないかもしれません。
そういった方には前回や前々回のアルバムをオススメします。
今回のアルバムはHOTEI入門用にはあまり向いていませんから。
シングル曲2つもアルバムバージョンになっています。
「IDENTITY」はドラムパターンが元から結構変わっているので、
シングル版との違いを楽しむにはもってこいですよ!
個人的には、某FMで「今までのHOTEIとはちょっと違った感じ」と
本人が表現していた「BARBARELLA」が
何だか一番布袋っぽい気がしてます(笑)。お気に入り!
どうにかなる
恐ろしいほどの大傑作である。「ファッショマッサーの個室で私は昭和の澪をことほいだ」「駐車場で人殴るのはやめろ」などなど、今まで日本のロック&歌謡史上に登場したことのない歌詞も凄いが、音だって凄い。文句なし。駄曲なし。これだけの表現をしているアーティストはざらにいない。手放しでほめたい。ありがとう、町田康!
くっすん大黒 (文春文庫)
くっすん大黒って何よ、と全然期待せずに読み始めたのですが、これがおもしろい。ものの見方がおもしろいなあ、などという地味な面白さだけではなく、爆笑する派手な面白さのところも多々あって、電車の中などで読むのは無理。今はもう再放送でしか見られない時代劇や、上方落語、漫才のファンなら、きっと作者を抱きしめたくなります。熱にうかされたように、おもしろい、おもしろいと最後まで読んでしまうのは、言葉のリズムの力でしょうか。恐るべし。
定本 宮本から君へ 4
この定本1〜4の良さは、作者と編集者の対談・作者の各話解説・後日宮本の書き下ろしが読めることですね。
連載当時は10代で、この作品の良さが分からなかったのですが、インパクトだけは印象にあって買いました。
結果徹夜で全巻一気読みしてしまいました。