図解CCNA対策教本実践ネットワークワークショップ―Cisco技術者認定 640‐607J対応
全般的に CCNA の本は外国版をそのまま単に真似たものか、シスコプレスのようにそのまま翻訳されたものでしたが、図解で分かり易く説明されているこの本はテスト対策のみならず、ネットワークの教科書としても十分使えるものだと思います。また、CCNA 対策の本はテストに合格させるためだけを目的に書かれていて、無駄な問題の数々ばかりが目立ちその後の勉強には全然役に立たないものでしたが、少なくともこの本は違いました。ただ星を4つにしてしまったのは、図解と謳いながらも少し図が雑と感じました。今後、CCDP, CCNP 版での改善があると嬉しく思います。この本のお蔭でネットワークの勉強が楽しくなりました。次は、CCNP を目指して頑張りたいと思っております♪
寝ずの番 [DVD]
笑満亭一門の師匠が亡くなり、弟子や遺族が通夜で寝ずの番をしつつ思い出話に盛り上がるストーリー。初っ端から下ネタが満載ですが、いやらしさがないのがこの作品の凄いところ。さすがしゃべることを職業とする落語家達の話だけあって盛り上がる、盛り上がる!亡くなる師匠達がいかに愛されていたかがわかり心にジンときます。伊丹十三監督の「お葬式」もそうですが、日本の文化、風習の一場面を切り出し、人情味あふれる作品に仕上げるところは、着眼点の良さ、センスの良さを感じさせられます。痛ましい事件が多く、他人を信じられなくなりつつある現代だからこそ人間と人間の繋がりを感じさせる心に効く作品は大切だと思います。下ネタに抵抗がある人もこの作品の温かさに触れれば自然と笑みがこぼれてくる秀作です。
シャッフル [DVD]
石井聰互監督がダイナマイト・プロダクション名義で撮った初期作品です。
原作は大友克洋氏。それも何と!事後承諾(今なら大問題、公開できない)。
海外では、「日本版『タクシードライバー コレクターズ・エディション [DVD]』」として大絶賛されたとか。
中島陽典×森達也×室井滋×武田久美子(!)×荒戸源次郎の豪華キャスト(?)
今回の石井監督初期作品の一連のDVD化の中では、個人的なイチオシ。
話の筋も原作があるだけにしっかりしている上に、映像の質も十分鑑賞に堪えます。
リアカーに乗って撮影したらしいですけど、笠松則通氏のテイストが素晴らしく生きていて嬉しい(私は笠松ファンなのかも)。
フィルモグラフィーのなかでは、ぶっ飛んだ石井ワールドが、端正に表現されている始めての作品ではないかと思います。
可能性と技術がぴったりとかみ合った感じで。
サウンド・トラックも最高にかっこいいし。
おかしな感想かもしれませんが、この感覚、どこかで感じたことがあります。
それはSABU監督の「弾丸ランナー [DVD]」。
最初から走りまくって、途中でランナーズハイな状態になるあたりは、もしかすると相当影響があるんではないかと密かに憶測しています。
それと、石井監督が自ら撮った「DEAD END RUN [DVD]」。
実は、これを見てしまうと、もしかするとセルフパロディーなのかと思ったりしました。
考えようによっては、石井監督の走り続ける初期衝動は、当時と何も変わっていないということなのかもしれませんけど。
あまりにカッチョ良すぎる映画。
コイツに限っては、ココが石井聰互映画の「始まり」でもいいかもしれないと思いました。
見て欲しい。
介護小説 最期の贈り物
友人に薦められて読んだ。
一気に引込まれて最後は号泣しつつ救われる思いがした。
徹三を通して伝わってくる認知症のお年寄りがどんなにつらい気持ちでいるのか。香子ら、支える家族の苦しみ。でも誰もが尊厳をもって生きられる社会をつくることができるという希望。
紫苑の里が日本中に生まれてほしい。
そしていま仕事のない人も過酷な労働に悩む若者も貧困女子も、こんなコミュニティがあればどんなに生き生きと生きられるだろうと思ってしまった。
ドラマか映画で映像化してほしい。今もっとも求められている世界がここにあると思う。
ANIMEX 1200シリーズ 87 三つ目がとおる 音楽集
いい意味で裏切られた感じでした。今までのサントラと言えば最後まで聴けませんでしたが、
この音楽集は最初から物語を思い出しながら最後まで聴けました。
このアニメを観た人なら解ってくれると思います。是非お勧めします。