Envenomed II
マルヴォレントの7th。メンバーは前作同様、ブレットホフマンがヴォーカル、ギターにロブバレット、ベースにゴードンシムズ、ドラムにデイヴカルロス、そしてリーダー、フィルファシアナ。相変わらずのマルヴォレント節、炸裂、ファンは安心して下さい!彼等もUSオールドデスの重鎮!死ぬまで殺るだろう!!オールドデスの渋さ、凄さを是非堪能あれ!!
リトリビューション
いかにもスラッシュメタルを発展させた、というようなスタイルの、古典的デスメタルの名作です。
このアルバムは特に展開が複雑なので、彼らにしかない独特のリフが全編で堪能できます。
緩急の使い方も非常に上手く、めまぐるしい展開の中には聴き所が山ほど詰まっています。
特にこのアルバムはミドルパートも異様なまでの迫力に満ちており、
ただでさえ格好良いスラッシーな疾走パートが際立っています。恐ろしく切れ味が高いです。
また、各パートのテクニックにも光るものがあると思います。
ザクザクのギターは勿論のこと、ドラムとベースの使い方の上手さも格別。
ドロドロとした不気味な世界観を構築するのに一役買っています。
特にスラッシュビートを主軸に、要所要所で猛烈なブラストを放ってくるドラムは圧巻。
ここまで個性がありつつも正統派である名盤、というのはなかなか無いと思いますよ。オススメです。
Invidious Dominion
前作から3年以上経っての新作です。
ドラムがデイヴ・カルロスではないとのことで不安を抱きながら聴きましたが、
新ドラムのガスも違和感ないプレイを披露しています!!
粒の揃ったブラストビートにバスドラの連打、手数の多いロールが魅力です。
また、前作でブレット・ホフマンのボーカルにがっかりした自分ですが、
今作では特に不満を感じませんでした。
楽曲は突出して耳に残るものがないように感じますが、
スラッシュビートとブラストを軸にした構成は昔と変らずたまりません!
今もこのスタイルというだけで聴く価値があるかもしれません。
Eternal (Dig)
ブラストビート一辺倒ではなくスラッシュビートやミドルテンポのツーバス連打を駆使して楽曲を盛り上げている。 正に教科書通りのオールドスクールデス!彼らのファンなら買って損はなしです。 弦楽器隊の音質も良いです。ある程度ブルデスを聴いてると、こういうオールドスクールデスが聴きたくなってくるものです。
Warkult
凄腕ドラマー、デイヴ・カルロス復帰作にしてマルボレントクリエイション復活作。
ミディアムテンポの曲とファストな曲がバランスよく並んでいる。
それにしてもデイヴ・カルロスのドラミングが凄まじい。ブラストビート、スラッシュビート、ツーバス、タム回し、余裕でこなしてます。
正直、このバンドについてそんなに知識はなかったのですがなかなか良いと思いました。