割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題 (ちくま新書)
最近はもう言われなくなったが割り箸が森林破壊の元凶といわれた時代もあった。
割り箸は森林を伐採して作られる。使い捨ての割り箸によって無駄に森林が伐採されているという論法である。
著者も強調するようにここには環境問題にありがちな短絡化が潜んでいる。
「割り箸は使い捨てだ」「割り箸は木でできている」「割り箸は木を無駄にしている」といったような。目の前の自称だけを見た短絡化だが、環境問題という、世の中では善なるものとして扱われる問題につなげられてしまっているだけに面倒くさい問題が潜んでいる。
割り箸は元々他に使いようのない木材をいかに使うかといった発想から生まれた本来エコロジーな品物らしい。だが、日本を超えて中国・韓国などにまで割り箸利用が広まるにつれて、割り箸を作るための木材探しという問題が出てくる。皮肉といえば皮肉な話である。
輸入割り箸や国産材の中国での加工は環境破壊という話はあながち論拠のないものではない(輸送に使う原油まで含めればさらに)。
森林問題を扱うにおいて割り箸を持ち出すのは間違っているという著者の主張には賛同する。
そもそも消費量も少ないし、業者も零細。同じ使い捨てを問題にするのであれば紙コップ・紙皿や過剰包装を俎上にあげるべきであるという主張にも賛同できる。
しかし、割り箸賛美やMY箸への敵意はまた別問題の気がする。著者は文面では個人の好き嫌いといった結論へ落ち着かせようとするが、行間からは敵意が読み取れてしまっているのは残念。個人的には面白く読めたのだが、割り箸悪玉論への反論に熱中するあまり、論の進め方にぎこちなさや強引さを感じてしまう箇所がいくつか見られた。
幅120cm 高さ90cm 120ローチェスト 4段 5段 日本製 国産 桐 桐無垢集成材 タンス 完成品 (ブラウン)
以前Amazonさんで購入した商品は「お客様の組立てが必要」の記載がなく、自宅に届いた時に大変な目にあった(開梱・組立てで半日潰れました)ので、引越しを機に今回は「完成品」を購入しました。
さすが作りもしっかりしているし、思っていたよりも見た目の高級感があり、とても満足しています。
先日巡った家具店で同じような商品がありましたが、値段は倍以上しました。
運送、梱包も過不足なく、店舗の方にも丁寧な応対をしていただきました。
ただ、設置する部屋によっては、それなりに長さ、重量がありますので、運ぶのが大変かもしれません。
我が家は成人男性&女性で、どうにか2階に運びました(笑)