British Lion
自分は気に入りました。
偉大なアイアンメイデンやその他いろいろな音楽に通じている方からすると、やはり評価は厳しいですね。
しかし自分のようにシンプルなロックを楽しめる人間からすると、意外といい作品です。
スティーヴのことは当然知っていますし、ヘヴィメタルの世界では最も人気のあるベーシストの彼がソロアルバムをリリースすると聞いただけでとても興味がわきました。
自分はあんまりアイアンメイデン好きではないんですよね。ちょっと音が多過ぎると思っていますし、ブルースもあまり好きではありません。
でもエイドリアンやスティーヴの音はシンプルなトラックで聴いてみたいとは思っていました。
そんな自分からするとこの作品はすごくうれしいんですね。
ヴォーカルが弱いとか楽曲が弱いとか、至極最もだと思います。
しかしアイアンメイデンであれだけのことをやっているわけですから、それとは別に楽しめばいいと思います。
楽曲もスッキリしていて、アイアンメイデンよりもコンパクトで聴きやすかったです。
まあ、せっかくのソロアルバムなんで、スティーヴのベースソロのようなトラックを聴いてみたかったですね。
英吉利の獅子
先行でオフィシャルページで視聴できたのでイメージはわかっていましたが、
CDが届いて改めて聴いてみて、とても心地よいサウンドと感じました。
スティーブハリスのベースの音を聴いているだけで安心できたし、僕はとても好きです。
仕事が激務続きだったので、今日は特に疲れた体を癒してくれました。
曲もクオリティー高いと思いますし、イギリスらしい、何か憂いと湿気?の
ようなものを感じる、しっとりとしたサウンドです。
どうしてもメイデンと比較されてしまうと思うけど、これはソロアルバムだし、
同じ事をやるのならスティーブもメイデンで曲を書くと思うので、
フックやパンチの効いた、いわゆる「アイアンメイデン」を聴きたいときは
僕は素直にメイデン聴きます。
スティーブのことだから、もっとプログレっぽい内容もたしかに
聴いてみたかった感じもするけど、ご本人が楽しんで作ったアルバム
みたいなので、これはこれで良いんじゃないかと思いました。
(いわゆる速いテンポの曲はないですので、
そういうメタルよりな楽曲を聴きたいメイデンファンが期待すると、
ちょっと違うかもしれません。その点はさすがに注意。
僕は違和感なかったけど、普段メタルだけ聴いている人にとってはつらいのかなあ。)
そもそもスティーブはメイデンでやりたいことが本来やりたかったことだと思うので、
今回はあくまでもスティーブ自身が楽しめて、心地よいサウンドを目指したのでは
ないでしょうか。チャレンジングで実験的で生みの苦しみを経て作ったものと言うよりは、
好みの音楽を楽しみながら作って素直に形にしたという、そんなアルバムに感じました。
でも間違いなく「スティーブの曲」だと思いました。
メインのバンドと同時に平行で進めているプロジェクトになるから、
やっぱりそういう意味の位置づけとかあるのかな〜とかも思いました。
メイデンぽい構成や楽曲もありましたが、作業の中で自然に出たものであって、
たぶん結果的にそういうものが生まれたという(狙ったものではない)楽曲と思いました。
あと、昔スティーブ自身がプロデュースしたイギリスのバンド「DIRTY DEEDS」が
好きだった人には楽しめるかもしれません。
一部、DIRTY DEEDSで演奏しても良いような楽曲がありました。
「A WORLD WITHOUT HEAEN」が一番それらしいです。
(というか、DIRTY DEEDSにいたギターとドラムがレコーディングに参加しています。
僕はDIRTY DEEDS好きだったんですよね〜。なのでちょっと今回はうれしかったです。)
聴く人によって期待するポイントが異なりそうなので、たぶん評価は分かれそうですが、
そもそもメイデン自身も90年代以降のメイデンと80年代のメイデンで評価分かれているし、
こればかりは仕方が無いのかなと思います。
CDそのものの評価よりも、スティーブ自身の姿勢とか考え方の評価が多くなりそう?
でもそれだけみんなスティーブと言う人間その人自身を愛しているんだなあと思いました。
どちらにしても、僕はずっとスティーブはソロアルバムを続けて欲しいと思いました。
個人的には今現在の評価は5つですが、もう少し長い曲も1曲ぐらい聴いてみたいので、
次回への期待をこめて4にします。
超高層プロフェッショナル [DVD]
漢字の漢と書いて、〈おとこ〉と読ませる漢の映画です(笑)
漢の理屈に乗っ取っている為、かなり強引な点が見受けられますが、確りとしたエンターテインメントに徹した安心の娯楽映画です(笑)
ビルを建てようとしていたおとっつぁんが死んでしまい、3週間で29階まで完成させなければならない仕事を受け継いだ娘が、建設のプロフェショナルを集めてしまう映画。
映画好きにはピンとくるであろうこの設定は、もろに「七人の侍」です(笑)
ただ、集められたプロフェショナルが、どんだけ凄いかなんて、観客には判りっこありません。
ところが、建設現場に彼等がやって来ると、働いていたガテン系の御兄さん方が口々に、彼等の名前を連呼し始めます。
「おい、キャットンだ!」
「見ろよ!チェロキーも、ダンサーもいるぜ!!」
何だか凄い連中が来ちゃったんだ、という事が、観客に一発で伝わる見事な演出でした。
また、ドラマを維持する為の仕掛けも上々で、明らかに何かトラウマを抱えている現場監督を始め、彼に不信感を抱き始めるプロフェショナル逹、そして、現場の権利を我が物にしようと妨害工作ばかりする叔父の存在など、あらゆる点に抜かりがありません。
中には、
「おい!そりゃ犯罪だぞ」
という、シークエンスも度々出てくるのですが、その時は、
「これぞ、漢の映画だぜ!!」
と、ツッコミを入れながら観れば、気にならなくなります(笑)
最大の見せ場であるクライマックス。
後数時間で、もう一階ぶん造らなければならないにも関わらず、ビルを造る為の鉄骨がない状況で、プロフェショナル逹がとった行動とは…!!!
ここでも漢の理屈が炸裂(笑)
あり得ない展開なのに興奮してしまうのは何故でしょう(笑)
取り敢えず、家族一丸となって、
「何故なら、それが漢の映画だから!!」
と、ツッコミを入れてみると、楽しめてしまうから不思議なものです(笑)
もう一度観る事は出来ないと諦めていた作品の発売だけに嬉しい限り。
真の漢の映画が再評価される日も近い!!……訳ないか(笑)
オリジナル・サウンドトラック~ブロークバック・マウンテン
古い曲とオリジナル曲との組み合わせも違和感なく、映画の舞台をひきたてる音楽ばかりです。が、やはり映画にはまった者としては(4回観に行きましたー。公開が続いてたらまだ行きたいです)、インストゥルメンタルのギターとスチールペダルの叙情的で牧歌的なナンバーをいつまでも聴いていたい気持ちになります。
しかし、このCDに限った話じゃないですが、洋楽日本版の「対訳」?ほんとにひどいものが多いですね。付加価値としてつけるなら、もうちょっとまともな訳をしてください・・・
モハメド・アリ【字幕版】 [VHS]
相手のダウンを、
予言して
いつもその通りに
勝ち続けた男・・・
モハメド・アリは、
いつもマイクの前で
ほえていた記憶が?
でもこの映画で、
このナゾを
解いて頂けます
あなたも
簡単に気づくことが・・・
この映画は、
ファースト・クラスです!