無責任提督タイラー〈4〉帰還編 (ファミ通文庫)
いやぁ、長い。
全作読むのは一仕事である。
はっきり言って一ヶ月あっても読めるかどうか……。
しかし、読んだかいはあったといえる。
この無責任シリーズに一言で評価を与えるなら超B級!
B級でありながらA級より素晴らしい。
10巻はエピローグ的要素が強い。
個人的には8、9巻あたりが一番面白いと思う。
しかし、結局最初の主人公に勝るキャラを作れなかった作者だが……
それを逆手にとってきやがりました。
この辺、逆転の発想と言うべきか……?
真・無責任艦長タイラー〈1〉入隊編 (ファミ通文庫)
『旋風のカガリ』は読みましたが『無責任』シリーズは本作が初めてです。
会話ばかりが長かったり、何処に居るのか分かりづらかったりと問題もありますが、盛り上がるシーンのスピード感は見事だと思います。
特に終盤は素晴らしく、書かれていない部分も想像させられるほど引き込まれました。
王道展開、ご都合主義が過ぎるような気もしましたが、大変楽しく読めました。
何より痛快なのです。
早く次が読みたいと思わせる作品だと思いました。
無責任艦長タイラー【スーパー・デラックス版】2 (朝日ノベルズ)
原作の良さはやはりアニメ版とは違う戦争オタクたちの臨場感と
上の方が言われているような、
おっさんタイラーの"異常"なまでの楽観さとタフさ。
本書ではアザリンを中心に、思い出と現実の葛藤が描かれている。
そんなとき、本当の兄弟のように過ごした日々、思い照らし合わせて苦悩する
アザリンの傍にひょっこり便乗するイサム。
はじめにタイラーを出し抜いたのは彼なのかもしれない。
無責任艦長タイラー DVD-BOXI~素敵に無敵! 出世の花道~
私にとって最高峰のテレビアニメと言えば、この作品しかありえません。
それまで巷に溢れていた帝国主義的な宇宙戦艦モノと科学官僚SFを逆手に取った、革命的なまでに頑張らない主人公と見事な反権力ストーリー、魅力的な脇役達等、これを超える作品は他にチョット見当たらないのではないでしょうか? 恋に仕事に競争に戦争に真面目で真剣な作品はもうたくさん。胸ヤケがする。日本人にはもっと楽観的にいい加減に充実して生きれる素養があるはずなんだ。