エーゲ海の真珠~ポール・モーリア・ベスト・セレクション VOL.2
個人的な寸評です。僕は、ポール・モーリア氏においてマニアックではありませんので細かいことはいえません。音源が古いのでちょっと愕然としましたが、やはり、いいものはいいです。暫く、泣きました。
懐かしいです。とにかく、この音色。聴いてみてよかったです。郷愁に近いものがありますね。
名曲揃いのVol.1も聴きましたが、僕はVol.2を何回も聴いています。『エーゲ海の真珠』。何を思って作られたのかわかりませんが、素晴らしいですね。中間の女性コーラス…、サビの繰り返し、たまらないです。ポール・モーリア、やっぱ最高です。
僕が子供の頃ですから全然知らない曲ばかりかと思いきや、かなり耳にした楽曲ばかり。こうなるとそうとうテレビやラジオで流していましたね。
今、イージー・リスニング系の業界ってどうなんでしょう。氏のように活況を呈しているのですかね。
フランスらしさ。小気味で、おしゃれで、上品で…。いうことないですね。
最高です。
ナファヌア―熱帯雨林を救う森の守護神
著者を初めて知ったのは、「シャーマンの弟子になった民族植物学者の話」のなかです。その後、サイエンス誌に彼のコメントが掲載されていました。
植物25万種のうち、5000種の薬効が調べられ、95種類の植物から120種の処方薬がつくられています。そういうなか伝統薬が新薬開発に貢献することがあります。その伝統薬を伝えているのは、少数民族です。著者は彼らに知的財産があると訴えています。薬草から新薬ができた場合、利益は少数民族に還元するべきだと。
サモアの薬草から抗ウイルス成分プロストラティンがみつかり、抗HIV薬として開発がすすんでいます。特許料としてえられる利益のうち、20%をサモアに還元する契約がかわされています(発見者である著者には0%です。そこに人柄があらわれています。しかも、0%とふれているのは訳者だけで、本作品にはどこにも触れられていません)
著者は2つのことを成し遂げています。ひとつは少数民族に知的財産を認め、利益を還元するシステムをつくったこと。もうひとつは、サモアの熱帯雨林を保護区に指定したことです。このふたつを成し遂げることが、どれほど困難であったかを知ることができます。
植物学者の本ですが、文体はすばらしく、愛情があふれており、じんわりとした涙がでてきます。サモア文化のすばらしさも知ることができます。以下に心に残ったフレーズをとりとめなく書きます。
治療士に薬草の知識を聞く前に
「私は母を乳がんで亡くしたので新薬開発に何か役にたちたい…私の願い薬用植物を採集して研究所にもちかえり、微量成分を発見することです。わたしを応援していただけませんか?」
「私はペラ(サモアの治療士)の知識を私じしんが目論んでいる分類法に無理やりおしこもうとしていたのだ。幸いなことにペラは私の試みに抵抗した...私は治療師自身の考え方ではなく私自身の先入観だけを記録したことだろう」
芸術家が歌をうたってサモアンオオコウモリを呼んだときに
「私は充足感に浸っていた。まだ一週間も滞在していない一人の芸術家が、子供のころに信じていた魔法のような不思議な世界が存在することを私に思い起こさせてくれた。世の中には魔法のたぐいが本当にあるのだ」
ZIP maniaIII
今回のZIPmania3はメインのダンスマニアで人気のあったグループが中心です!!
まずX4のペットショップボーイズ、DJ MIKO、サマーズ2のエクストリーム、X5のバンビー、エロティック、フェイオン…
他にもまだありますが、いいもの尽くしの一枚なので、飽きにくいと思います!!
今回の見所はアトミックキトゥンのライトナウとジェリハリウェルのルックアットミーじゃないですかね~??
ライトナウはチョコレートの宣伝局に使われ、実際にアトミックキトゥンもそのコマーシャルに出演していました!!他にもダンスダンスレボリューションやビートマニアにも使用され人気を集めました!!
ルックアットミーはジェリハリウェルのソロデビューを果たしたファーストアルバムからの大ヒット曲で同じくコマーシャルにも使用されています。
ほんものの魔法使 (ちくま文庫)
今は亡き名翻訳家、矢川澄子氏。
ギャリコ作『雪のひとひら』は、矢川氏が自身の翻訳作品の中でも特に気に入っている、と述べていた。同じ作家ー翻訳家のコンビによる『ほんものの魔法使』。ティーンエイジャー のみならず、大人が読んでもホッと満足できる作品。美しい日本語が光る。