風車小屋ねこカッチェ
ニコラ・ベイリーの絵と,お話がマッチして,完結した小世界を作りあげているという感じがします。現実の世界がこう動いたらいいな,という気持ちで,大人も楽しく読み聞かせが出来るでしょう。猫好きの人は,その凡手と異なる,ひげの先まで生き生きとして,精密な猫の表情に満足されると思います。ニコラ・ベイリーらしい,ファンタジックな美しい絵本です。
Gretchen Parlato
コットンクラブの公演で初めて彼女を知った。
最初はなんとも思わなかったが、家に帰ってきて思い出してみると、なぜかまた聞きたいと思ったので、CDを買って聞いた。聞けば聞くほど良さが分かる。
繊細で、どの音楽にも対応できる柔軟な音楽性を持ってる。(というかいろおんな音楽を知り尽くしてる)決して大きく主張する歌い方ではないが、意外とものすごくインパクトがある。表向きに華麗ではないが、他の楽器や音楽との相性が抜群!演奏の中で1つの楽器として歌える。数多くの演奏者が彼女を褒めている意味がだんだん分かってきた。
とくにskylarkはジャズスタンダードの中であまりカバーされない曲だと思うが、彼女のskylarkはとても現代的で、他の演奏者との呼吸やアレンジが絶妙だ。何度聞いてても飽きない。⇒彼女のホームページで音楽を聴くことができる。
彼女のお陰でoddlogikの音楽も聴くようになったが、この人たちもまたすごい。
好き嫌いがあるかもしれないが、個人的にこういう音楽の方向性がとても好みである。
いわゆる、音楽的な面でちゃんとしていながら、新しいジャズをやろうとしている集団だ。
古典的なジャズがすきな人にはお勧めできない。
今まであらゆるジャズを聴いてきて、何か一味違った、新しいのがほしい、という人にはぜひ勧めたい。ちなみに彼女はモンクコンペティションで一位をしたそう。
生態系サービスという挑戦 -市場を使って自然を守る-
●本書は、徳義心にあふれた自然愛護の讃歌ではない。自然保護を市場価値に結びつけようと(すなわち金儲けのネタしようと)世界を駆け回るプレイヤー達のドラマである。
●「自然保護で金儲け」というと聞こえが悪いが、そういう我々の感覚自体が、じつは「環境保全」と「経済市場」をつなぎ合わせられない頭の固さの証拠に他ならない…そういうことを痛感させられた一冊だった。
●本書に出てくる人物たちのチャレンジを、私はどれも全く知らずにいた。訳者あとがきにもあるとおり、多くの日本人にとってもその殆どが初耳だろう。だから、本書の翻訳が名古屋で開催されるCOP10に間に合って良かったと思う。経済開発優先派も自然愛護絶対派も、本書を読んで「両方をつなぐ道」があり得ることを知って欲しい。
●もちろん、本書でも繰り返されているように、このビジネスにはまだまだ不確定要素が多く決して簡単に手を出せるものではない。しかも、政府レベルの規制が新たなチャンスを生み出す場合が多いので自由市場でもない。今はうまくやっているように見えるプレイヤーたちも、明日どうなっているか保証はない。だから、この本を新ビジネスチャンスへ甘く誘う俗なハウツー本だと思って手に取ると痛い目を見るだろう。
●アメリカ人の書く『気の利いた』ルポルタージュ風の文章が私は嫌いなので、☆をひとつ減らしておく。
Rockford Files: Season Four [DVD] [Import]
1977年、ジム・ロックフォードことジェームズ・ガーナーは遂に、
その業績を称えられ、"TV界のアカデミー賞"と称され放送業界で最も権威ある、
エミー賞の主演男優賞を獲得する。
日本に於いての"Season Four"(昭和53年1月7日より放送開始)番組冒頭のオープニング・テーマ時にエミー受賞をしたとの字幕が入ったものである。
同年、ジェームズ・ガーナーは某インスタントカメラのCMにも出演、名古屋章氏の吹き替えと共に、
お茶の間に流れた。
また当時の民放で"特番!外国テレビシリーズ"が放送され、その中で"The Rockford Files"撮影中の
主演、ジェームズ・ガーナーのインタビューが放送された。
その番組ではジェームズ・ガーナーは、マリブのトレーラーハウス前で、
愛車Fireberdのスタントシーンは一部を除いて殆どは、自身で運転しているのだと語った。
インタビュアの前で、彼は腕前を見せた。タイアを鳴らして車をバックしながら、180度ターンし前進するというドラマの中でも良く使われているテクニックを披露した。
車から降りてきて謙虚に一言、"ちょっとしたものでしょう!"
それでは充実期のFour、お勧めとあらすじを3点ほど紹介しておこう。
【原題"Trouble in Chapter" 邦題"愛の女神に捧げる殺意"】
・ロックフォードは女性作家のアンから身辺警護を依頼される。が、
彼女は襲撃事件に巻き込まれる。ところがその事件は、彼女が本を売る為の仕組んだ芝居と分かった。
【原題"Forcod Retire Ment" 邦題"海の底に殺意が光る"】
・ロックフォードの友人で女弁護士のベスはジェンクスという社長の無人海底トラック開発計画に関係していた。が、
この計画にレッシングという不審な男が絡んでいることを知り、ロックフォードは彼の狙いを探る。
そんな時、突然ジェンクスが事故で死亡した。
【原題"The Attractive Nuisance" 邦題"FBIの猟犬と呼ばれた男"】
・親父のジョゼフがビンズという老人とドライブインを開いた。が、
元FBI調査官ラサルの話では、ビンズの正体はギャングの大物だという。驚いた息子のジムはビンズの魂胆を探る。
ビンズはある大仕事の隠れ蓑の為にジョゼフを利用したのだ。
Thank you Rocky!