失はれる物語 (角川文庫)
乙一の短編集ってこんな感じだったっけ?
SFのような、ホラーのような、ファンタジーのような。
どれも皆、映画になってもおかしくないような映像的な作品だった。
特に最初の携帯の話が切なかった。
少女にも読ませられるような、やさしくてちょっとさびしい作品集。
箱庭図書館
乙一さんの作品は今回が初めてです。
東京都内の下町を舞台にした「箱庭」
どこかにこんな不思議な町がありそうな気がして…
「ホワイトステップ」が特にいい。
自分があの時別の道を歩んでいたら…
どんな世界が待っていたのだろうと思うと不思議な気持ちに
なります。
近藤さんと私…どこかで出会いそうな気がしてなりません。
KIDS 初回限定 『光』 [DVD]
映画館も良かったけれどじっくり見る事ができるDVDもいいですね。
メイキングもアサトとタケオの掛け合いは楽しくて、
インタビューではタケオとは違う玉木くんに会えます。
The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day
話の内容は重く、暗く、悲しい話なのですが、それでもJOJOでした。
オリジナルキャラは乙一氏の世界感で、
JOJOキャラはほとんどキャラがそのままですごく嬉しかったです。
例えば、康一と由花子のラブラブっぷり、億泰の兄好きっぷり、露伴の我が儘っぷり、
そしてなにより仗助と主人公の駅前でのやり取りなんか、仗助の性格がそのままって感じがして
とっても微笑ましかったです。その前の、万年筆の出来事での仗助も
すごく仗助節が炸裂しているなぁ、って楽しく読めました。
けれど、気になる点もいくつかありました。
・露伴先生の一人称。僕でしたよね?
・露伴先生の「うちら」ってことば。なんだかとってもひっかかりました。
・トニオのスタンド。病気は治せないのでは?
・ザ・ハンドに攻撃されて残った部分。穴が空くのではなく、くっつくのでは?
・サイレン出てくるんだから未起隆も…(これはただの希望)
これらの(最後の既述意外の)気になる点は、他がすっごくJOJOの世界と合っていたから
余計に浮いて見えたのかな、と思います。
きっと、ここまで完成された作品ではなかったらそんなに気になる点にもならなかったです。
乙一氏の世界観を交えながら、原作を少しも穢さないところに愛を感じました。
乙一氏の作品もいくつか読み、好きだと思っていたのですが、あくまでJOJOファンとして
この作品を読んだので、その配慮がとても嬉しかったです。
読んだあと、ふぅ、と重い息を吐いてしまうような話なのですが、
読んでよかった、と思う作品でした。
ベッドタイム・ストーリー(星海社朗読館) (星海社FICTIONS)
このシリーズを買うつもりは無かったのですが、書店で手に取り、中のイラストが素晴らしかったので購入してしまいました。
家でじっくりと見てもイラストは文句なく良かった。
しかし肝心の朗読は・・・。
新人の頃の乙一さんっぽい物語でしたが、どうにも真綾さんの声と合っていないような気がしました。そもそも朗読に向いた作品であるかどうかも疑問に思います。
ベッドタイムストーリーというタイトル通り、聞きながら寝るには良いかも知れませんが、物語を楽しむという観点からはいまいちでした。