![]() 地獄に堕ちた勇者ども [VHS] |
地獄に堕ちた勇者どものVHS。
DVDと違って結構カットされているシーンが多いです。 一番惨いのは湖に全裸で泳ぎに駆けていく若者たちのシーン。 下半身(おしり)を隠すために画面の下半分が全部モザイクになっているのですな(あ〜あ)。 今では考えられないほど画面に手を加えられている。 そういった日本の検閲に引っかかって修正されてしまった名作の資料性の価値はあります。 話の種として保存すべきビデオテープ。 |
![]() 地獄に堕ちた勇者ども [DVD] |
監督のルキノ・ヴィスコンティは貴族の血筋だそうだが、本物の退廃美は貴族文化の末にあり、爛熟した社会にしかない事をつくづく思い知らされる。こういう映画は絶対にアメリカでは作れない。ヘルムート・バーガーの奇形的とも言える怪しさは必見。誰もが良いとかすごいとは思わない映画だと思うので、あくまでも「退廃の美」に惹かれ、倒錯した世界に関心のある方だけ見てください。それ以外の人は見ない方が身のためです。 |
![]() 地獄に堕ちた勇者ども [DVD] |
戦後25年。かつて反ファシズム・プロパガンダ映画を撮った作家も老境に差し掛かり昔日のおもいで時の社会を眺めていたのだろうか?戦争は終わった。「栄光の日々」は去った。経済成長は過去を夢想することを風景から奪ってしまった。時代錯誤への思わせぶりな仕草である。死への誘惑、美への憧憬、退廃への耽溺。絵に描いたような没落。これを崩壊の美学としたい願望のフィルムと名指すのは実に容易い。しかしいささか胡散臭くみえてしまう陰謀と倒錯そして殺戮と復讐のドラマではある。ナチズムを狂気としてひとまず括ってしまえば、この過去への眼差しの意味には口出しされまい。失われたときを求めて。そんな疑りもかすめる。いっぽうで激化する社会。急進化する左翼。この現実は戦後社会の変容の果てにとりあえず辿り着いた仮の世界、それも偽りの世界にすぎない、としておこう。そんな呟きも聞こえる。「地獄に堕ちた勇者ども」・・・過去の栄光。華麗なる舞台。オペラの輝き。そんな時代がかった大芝居も時代錯誤の大家として振舞うことで許容されたのだろう。そんな役回りへの周囲の期待に応えてみせたのか。それから早や30年以上。信じがたい時間の経過である。懐かしさなしにはこんなフィルムを今見ることは難しい。 |
The Damned Trailer
Trailer for Visconti's "The Damned"
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