儲かる会社のモノづくり マーケティング 売るしくみ
どうもこの本は「生産管理の本」なのか「マーケティング」の本なのか「セールス」の本なのか、ということで、書店の店員さんにとっても置き場に困るようです。(実際はマーケティングのコーナーに置かれていることが多い)
ところでTOCには「将来にわたって儲け続ける」という標語があります。
そしてそのために
「何を変えるか」「何に変えるか」「どのようにして変えるのか」
というアプローチを実行するのですが、本書は特に「どのように」という部分について、著者の村上氏のこれまでのコンサルティング活動の実績・事例をふまえて多く紹介されています。
「B to B」の製造業が事例となっていることや、製造・サプライチェーン・マーケティング・セールスとわずか220ページにもかかわらず幅広く網羅されているので、「どこか役立つところはないか?」とか「手っ取り早く儲けたい」いう“部分最適”な読み方ではつかみ所のないという印象を持つ人もいるかもしれません。
しかし全て読み終わると、内部のパフォーマンス(スループット)を高めると共に柔軟性をコントロールできるようにし、そのパフォーマンスが最大限生きる「断れないオファー」や市場を創り出し、顧客が買いたくなる「セールスのしくみ」という筋が一本ビシッ!と通っていない限り、「儲け続ける」ことはできないのだと気づかされます。
特にマーケティングやセールスの現場においては、市場は「あるかないか」の二元論に陥りがちで、それが製造やサプライチェーンに悪影響をもたらしがちなのですが、本書は「自社にとって都合のいい市場」をどうセグメントするか、という視点で考えるきっかけとなると思います。
A BIRD
マイケル・フランクス、ノラ・ジョーンズ、ジェイムス・テイラー、パット・メセニー、ルームイレブン、スティング・・・そんなアーティストが好きなら間違いなくハマルと思います。ジャンルなんて関係ない。心地よく優しい歌声と良質な音楽に身をゆだねる・・・とても幸せな気分にさせてくれる1枚です。
後ろ向きで前へ進む
この内容紹介では分からないと思うので書いておくと、これには江藤淳批判の一文が載っている。江藤が自殺した後で『諸君!』に載せたものだが、『諸君!』では追悼文みたいにして載せてしまったもので、福田恆存との比較で江藤を批判したもので、これは読んでおくべきものと思う。
雷桜 スタンダード・エディション [DVD]
もともと、優ちゃんや岡田くんが出演している映画が大好きでよくみています。
この二人が、がっつり共演すると分かったとき、どれだけ興奮したことか・・・。
映画館へ足を運び、今回DVDも購入しました。
映画については、とにかく背景が美しい。
はっきりした色彩が時代劇っぽくないのだけれど、そこがかえって現実離れしたファンタジー感をかもちだし、
まるで夢をみているかのような気分になりました。
俳優陣も裏切らない。
主演のお二人はもちろん素敵ですが、脇の方々、とくに柄本さんやピーターさんの存在感に圧倒されました。
難をいえば、ストーリーでしょうか。
映画館ではじめてみたとき、ストーリー展開がしっくりこなくて素直に感情移入できず残念におもったのですが、
DVDでもう一度本編をみたときには、そのような違和感はありませんでした。
思うに、映像や音楽が個性的なこと、ストーリーがともするとドキュメンタリーのように進んでいくところが
最初にみたときの違和感につながったのかもしれません。
個人的には、繰り返しみたいと思う映画です。
メイキングがよかったです。
みどころ満載!監督がステキ。
さいごに。
優ちゃんと岡田くん、また共演してほしいです。