銀の冠碧の涙
不倫ゲームのはずなのに、主人公は、式を挙げているだけで、入籍はしていません。
この時点で、看板に偽りありって感じでした。
婚約者がいた前作のほうが、浮気ゲーの名にふさわしいかと。
主人公と旦那との間に、溝ができる理由が、ネタバレになるので書けませんが、
無理がある設定だと思いました。
主人公と旦那を悪役にしないようにするため、そういう設定になったとは思うのですが、
一回クリアした後、また、主人公と旦那が、くだらない理由で疎遠になる様子を
フルコンプするために、何回も見なくてはならないので、苦痛でした。
悪いところばかり書いてしまいましたが、榛名のシナリオは、面白かったので、
星3つで。
蒼ざめた月の光
人間を食べる魔族が、少女を気に入ってしまい、だんだんと魔族らしさが消えていくが、
それは人間を食べる魔族として致命的だった・・・・というストーリー
話は、かなり大きくストーリー分岐していくが、
トゥルーエンドにするのは結構大変で繰り返しのプレイが必要と思う。
レイプしていく展開が多いが、魔力で感じさせる事ができるので、悲壮感は少ない。
年齢層も上から下まで揃っている。
絵も綺麗だが、実用に向いているかどうかは好みが激しそうな絵。
声優の質もまずまず良い。
月追いの都市- Plus Edition -
tieLeaf(幻想世界の物語を描こうという壮大なオリジナルコラボレーションサークル)が2005年頃に発表した作品の新装版です。新たな部分を追加というよりは、過去の関連物をCDに纏めたという感じですが。
この作品自体は一つの物語の流れであり、その証拠に一曲目はゆっくりとオルゴールを開く音から始まり、終曲はオルゴールを乱暴に閉じて誰かが去っていく音で終わります。本当に『音』で『世界』を描き出して、『曲』で『物語』を繋いでいるのです。
巻かれる捻子、永遠を夢見た少女、誰かの眼差しと都市の関係、『光』、『瞳を継ぐ者』、たくさんの単語が絡み合う、幻想的かつ温もりもあるけれど、どうしてか悲しい旋律と歌詞は好きな方には堪らないかと思われます。
ただし、『物語』の内容は歌詞とキャラクター紹介や製作者のコメントから推測するもので、そういった推理的な作業も喜々として行える方は楽しいでしょうが、きちんとした説明(公式設定)が欲しい方には向きません。本当の意味での解説を望むなら、ストーリー本編を描くというゲーム(詳細未定)を買わないといけなくなるでしょう(ティンダーリアの種同様パーフェクトガイドが出るかもしれませんが)。
よって霜月さん、日山さん、空乃さんそれぞれ或いは全員のファンでも個人個人の傾向がある、という意味で星は4つにさせて頂きました。歌詞を見る限り明るくてハッピーを求める方の聴く者とも少し違う感じです。
個人的には、旋律も綺麗で内容を深く考えさせられる魅力があり、また曲(物語)の一つが漫画としてCDのデータに入っていてとてもオススメなんですけどね。