海底人8823〔完全版〕【下】 (マンガショップシリーズ (200))
大映テレビ室黎明期の特撮の大傑作のコミカライズ。
テレビでは製作されることがなかった植物性異星人とのミステリアスな戦いや、アステロイド宇宙人と8823さん率いる海底軍との地球の存亡をかけたダイナミックな死闘は必見ですね。
もちろん、古い作品のため絵や物語における表現の古さはありますが、ただシリアスなだけではないどこかのんびりとした地球の危機は、その危機的状況に反して肩の力を抜いて見られる不思議な魅力を持っています。
考えてみれば8823さんは海底王国の(超人ではないという意味での)一般人なので、どこか身近な感じがするヒーローがのんびり地球を守っているという雰囲気をかもし出すのかもしれませんね。
「強くて、かっこよくて、どこか特別」というヒーローのステレオタイプと違い、「泳ぎは上手いけど格段に強いわけではなく、お世辞にもかっこいいとは言えず、住んでる所だけが特別」な海底人8823は、特にステレオタイプの多い黎明期の特撮ヒーローの中にあっては極めて異色で「特別」なヒーローであるように思われます。
ミッチの独言倶楽部2009 (DVD付)
デビュー40周年を迎えた堀江さんの2009年最後を締め括るCD&DVDです。
「ミッチの独言倶楽部」は以前DJを勤めた彼女のラジオ番組のタイトルです。
当時はエッセイ集、LP版のアルバムが発売されている。今回はそのCD版とも言えるものである。
トークと歌の構成されて今回のトークはラジオと同時進行で発売されラジオの雰囲気を
醸し出すLP版とは少し趣を異にし、現在の彼女が歌に関する思い出、歌への想い、歌う姿勢を語る
と言った感じの内容になっている。ほぼ同時録音のスタイルで録音されたという弦楽四重奏による
新録音の歌は必聴。やはり歌のうまさが光っている。
同梱のDVDは'82年'83年に行われたオリジナル曲中心のコンサートを収録したビデオのDVD化である。
堀江さんが40周年を迎えられたのは原点であるアニメソングを大切にされ、プロのアーティストとして
アニメソングを様々なパフォーマンスを通じて歌い続けて来られたからだと思います。
でも、彼女が40周年の時間の中で歌への情熱と心血を注いで来た歌は決してアニメソングだけではない。
20代の一時期、僅か6年という時間に凝縮されるオリジナル曲も彼女の歌ってきた歌として刻まれている。
全9枚のオリジナルアルバムとコンサート映像(今回のDVD)がその結晶と言えよう。
当時熱かったファンにとっては、40周年記念BOXのオリジナルアルバム完全CD化に引き続き
コンサートビデオのDVD化は正に願ったり叶ったりのクリスマスプレゼント&お年玉になったでしょう。
また、現在のファンの方には恐らく初めて知る(聴く)歌という方が多いかも知れませんが、
『もう一つの歌のあゆみ』の足跡を紹介するDVDとして楽しめるでしょう。
40周年記念BOXとこの『ミッチの独言倶楽部2009』によって、オリジナル曲も“正式な歌のあゆみ”に
加わったようで大変嬉しく思ってます。それと同時に今後も様々なパフォーマンスを通じてアニメソングを
歌い続けられる堀江さんの更なるご活躍を期待してます。
ミュージックファイルシリーズ/MFコンピレーション 超空想リングサイド~格闘チャンピオン・マッチ~
このCDを買う前、発売元がコロムビアなので、北斗の拳の「愛をとりもどせ!!」などの発売元が違う歌は、カヴァーヴァージョンになってるのではないかと、不安でしたが大丈夫でした。(柔道一直線だけはコロムビアバージョン)
それにしても、このCDには結構レアな歌が収録されています。例えば、7曲目の「キックの鬼」は沢村忠さん本人が歌っている方の歌(東芝レコード)です。私の持っていたCD(コロムビア)では子供が歌ってました。聞き比べると面白いです。(音源が違います)また、姿三四郎の「シーズン」もレアだと思います。名曲です。
有名な猪木のテーマも入っててとてもお買い得なCDでした。(でも「キン肉マン旋風」がはいってればもっと良かったな)