グッデイズ~ロックンロール50
日本でこれほどのロックアルバムが発売されるとは!
ロックンロール好きな人にはたまらない一枚です。
ロックの夜明けである、ロック・アラウンド・ザ・ロックから始まり、
プリティーウーマン、ジョニー・B・グッド、などの大ヒット曲ばかりが目白押し!
しかも、このアルバムの一番凄いところは日本のベストにもかかわらず
エルヴィス・プレスリーの曲が収録されているところです。
エルヴィスの曲が入っていることから、このCD企画がいかに大々的な物であるかが伺えます。
ロック好きにはもちろんのこと、あまり興味のない方にも一度は聞いてほしいCDです。
というか、このCDの曲を知らない方は音楽好きを名乗れません!
ブラック&ホワイト・ナイト [DVD]
87年9月30日ロスのココナット・グローブ・ボールルームでのコンサートを
収録したもの。88年にVTR化され日本で発売されたが、当時8,700円。(それ
を買った人です私は)カラーでなく白黒の画面の中で、ロイを筆頭に素晴ら
しいゲストの競演と録音の良さにに大満足し、折々に聴いていました。
今回のDVDは、1999年新たに再編集されたもので88年日本発売当初のものか
に2曲が追加され、曲順にも変更が加えられている。
(追加)
3曲目の「Blue Bayou」
15曲目の「Claudette」
DVDは17曲だが、当初は15曲だったのです。
(曲順の変更)
87年は最後の曲が「Dream You」でフェイドアウト。
今回は最後に「Oh Pretty Woman」がきている。こちらのほうがみんなの
ギターセッションも盛り上がりをみせ、一番のヒット曲ということでバラ
ンスはいいかなと思う。
その後の、ゲストへのインタビューと応答はVHSに無く、結果として価格
も安く内容も増えているのだからお買い得と言える。
中味を言えば、「エルビス・オン・ステージ」とのつながりに注目したい。
ロイもエルビスも一時メンフィスの「サン・レコード」に属したことがあ
り、ヒルビリー・カントリー(ロッカビリー)の傾向も色濃い。
当然、バックバンドもメンフィスの仲間を起用することが多く、「エルビ
ス・オン」とこの「ブラック&」のバンドメンバーは、ギターのJ.バートン
ピアノのG.D.ハーディン、ドラムスのR.タットなどは全く重なっている。
(!もちろん、頭が薄くなったり、髪が白くなっているけれど)
ロイのヒット曲を網羅していることと、ゲストの参加している喜びが伝わる
、稀に見る好DVD。
プリティ・ウーマン
文句無しに楽しめるアルバムだ。映画を観たことがない人でも、80年代、90年代のポップスが好みならば充分に満足できる内容だと思う。大ヒットを記録したナタリー・コール、ゴー・ウエストの楽曲はさすがに強烈なインパクトがある。デヴィッド・ボウイの「フェイム90」も素晴らしい。誰もがよく耳にするであろうロイ・オービソンの名曲「プリティ・ウーマン」はこの映画がきっかけで再び大ヒット。とにかく映画のみならずサントラのほうも話題をふりまいた。個人的に気にいっているのはピーター・セテラの「ノー・エクスプラネーション」で、80年代、90年代に彼が放った数々の名バラードが好きな人には大歓迎されること間違い無しの傑作。何しろ作曲があのデイヴィッド・フォスターとくれば納得もしてしまう。
ブラック&ホワイト・ナイト [HD DVD]
登場アーテイストと観客が、すべて黒か白の衣装、煙草の煙がただよい(禁煙なんて関係ない時代です)スプリングステインのギターがうなる!エルビス・コステロも魅力的、バック・コーラスも豪華、たぶんボニー・レイットも参加しています。圧巻はラストの、oh!pretty woman!思わず、映画の「プリテイ・ウーマン」を再度見てしまいました。カメラ・ワークもすばらしく、モノ・トーンが決まっています。価値ある1枚です。