ゆらゆら帝国のめまい
ゆらゆら帝国は音楽性とは異なり、何故か結構一般人にもうけていて、少し不思議な感じがする。勿論、僕は彼らがかっこいいと思ってるしそれはいいのだけれど、例えば前作の「ゆらゆら帝国III」なんて、どう考えたって「ゆらゆら帝国で考え中」以外(普通の人に受けるような)キャッチーさやポップさは皆無だったし、それでも良作には変わらないとは言え、かなりメジャーとして評価が高いのは不思議に思ってしまう。
というわけで今作が果してどっちに人気が傾くのかはなかなか興味があるところだ。こちらはいわゆるメロディーサイドだそうで、全体的にメロウで聴かせる音楽をやっている。とはいえ、そこはやはりゆらゆら帝国。
一曲目から歌詞・曲調ともにたまらないものを聴かせてくれるし、2曲目なん!て80年代のどこか気だるく頭に残るメロディーで、かなりよい。
賛否両論あるかもしれない「他人に歌わせる」曲もアクセントになってアルバムの倦怠をせき止めていてなかなかよいと思う。
ラストは、いままでのゆら帝からは考えられないほどパワーバラード。
初めてゆら帝聴くって人にはこちらをお勧めする。
ゆずえん
「ゆずらしいアルバムってどれ?」とか、「まずはじめに買うのなら?」と聞かれたら、私は間違いなく「ゆずえん」と答えると思う。
このアルバムは全体を通してまとまりがいいし、ストンと胸に落ちる言葉で一杯。また、ストレートであるか隠れているかはともかく、
ピリっと聞いている風刺なんかもあったりして面白い。
「始まりの場所」は「これを待っていたの!」と叫びだしたいくらい。ゆずの魅力の一つ、”聞いていて気持ちいい音楽”である。
「終わらない映画」は短いながらもスルメ的良さがある。「オーバー」「灰皿の上から」「傍観者」なども味わい深いし、シングルとして発売されたヒットナンバーもやっぱり良曲ぞろい。
聞き終わった後、「ゆずっていいなぁ」と思えるはず。
心を空っぽにすれば夢が叶う
どうすれば心を空っぽにできるか?
この視点から読み進めていきましたが、
結論は予想どおりでした。
教えは素晴らしく、著者も知行合一で
間違いなく本物の一人です。
ただ、どうでしょうか?
はたして何人の人が相川氏の後を歩くことが出来るでしょうか?
悟りを山登りにたとえると、もっとも厳しいルートの一つを
辿ったお一人という印象が読後に強く残りました。
タイトルがどちらかというとネガティブな表現にも関わらず、
星が4つなのはやはり、憧れを通り越した畏敬の念を抱いているからに
他なりません。読まれても決しても時間とお金の無駄にはならないでしょう。
ただ、ほとんどの方は様々な制約により実践とその「継続」は難しいのではと
感じています。
キラーストリート (通常盤)
このアルバムへの評価はあまり芳しくないようですが、私はSAS傑作BEST3に入ります。
溢れる才能は1枚に収めきれず、やむなく2枚にした感じで少々まとまりに欠けますが、個々の曲は名曲の宝庫!
「からっぽのブルース」の重々しいオープニングで始まり、あとは怒涛のSASワールドが聞いているこちら側を取り込み、あっと言う間に聞き終えてしまう。
そして、もう一度もう一度とリピート・・・・
さすが7年も待った甲斐があるという、聴き応え充分で感動する傑作アルバムです。
まだ聞いていない方、夏が終わらないうちに是非!