オーケストラ! スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
音楽的描写というか、オーケストラとしてきっちり練習するシーン等は確かに少ないので、楽器経験者、オーケストラ経験者といったような専門知識を持った方々や、映画にリアリティーを求める方からすれば少し物足りなさや違和感が残ることもあるかと思います。私自身も最初はそういった点からこの映画に興味を持ち、観ることに決めました。でも、想像していた映画とは少し違うようで、そういった音楽的なシーンがほとんどない。これは欠点といえば欠点ですね。ですがこの映画の魅力もまた音楽。この映画はほんとうにうまく音楽を使っています。私自身、この映画を観るにあたってべつに泣ける映画を求めていたわけでも泣こうとしたわけでもありませんが、この映画の音楽によって、不覚にも感動してしまい最後は涙が止まらなくなってしまい・・・。またところどころアラはあるものの見どころは決して音楽だけではなく、ヒューマンドラマとしてもコメディとしてもとても楽しめると思います。ロシアとフランスのお国柄、関係、挫折し落ちぶれた人間の復活劇、どれも面白かった。最初に書いたような物足りなさは確かにあるものの、それを凌駕する魅力もしっかりと感じることが出来ました。私の中では、おそらく今年観た映画の中でのナンバーワンはコレに決まりかな?と早くも感じております。笑えるし勉強にもなるし、癒し効果もある、この映画を観て良かった。
キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲 (コナミ ザ ベスト)
何年か前に購入したのを、久々に引っ張り出しました。そして、改めてその奥深さに心打たれました!!
このシリーズは初めてだったのですが、音楽・グラフィック・システムに独特な病み付き(笑)感があります。
ゴシックホラーがダメな方には強くオススメできませんが、優美で幻想的な雰囲気(+素敵なホラー感★)は充分堪能できると思います。どうにかしてMAP100%を目指そうと悪戦苦闘しましたが、意外な場所に抜け道があったりするので時間がある際は、是非。(自力でクリアするのにひと苦労でした…)
クリア後のお楽しみもかなり奥深いです。一部分りずらい条件もあるので、攻略サイトや本の参照をオススメします。あと、全然関係ない、家具アイテムのコメントとかも…(笑)
中古で見掛けた際にはお手に取ってみては如何でしょう。
オーケストラ! [Blu-ray]
やっと出たBD。待ってました。待っているうちに神尾真由子のCDも出ました!チャイコフスキーのバイオリンコンチェルト好きには嬉しい秋のソフト発売です。
スポ根ものと並んで、音楽リベンジ物も最近いい作品が多いですね。ジャンルは違いますが「ロッカー」なども感動モノでした。この「オーケストラ!」は時代いや政治に抑圧された中で、リベンジの時を与えられた面々が暴走しつつも、最後には「本当に実現したかったこと」を実現する物語。数々の演奏家、作曲家が困難に出会い、亡命したり、国内で耐え抜いたりしてきたソ連。親日家も多かったですね。敬愛するムラビンスキーもそのひとり。苦渋の日々を想像してしまいました。海外に出た喜びの暴走にも大いに笑います。そしてまさかの演奏会当日…こうはいかないよ〜と冷めた気持ちになりそうですが、そうはならないのは制作陣の情熱が訴えかけてくる力のせいでしょう。
特典をみると全くの素人の俳優たちの努力と工夫----さりげないデジタル処理も含めて----がなるほど!と納得させてくれます。最後の演奏も絶妙のアレンジで一曲演奏と思わせてしまう素晴らしさ。
しかしこのソフトは再現にはかなり難しいですね。フィルムの調子自体が、それほどよろしkなさそうなので、しっかり調整してあげないと。でも調整がハマると感動も倍加するような絵作りができるチャレンジし甲斐のあるソフトです。音もDTS-HDでパワフルかつ繊細なサウンドデザインが実にすばらしい。選曲の妙とサラウンド音源の細かなこだわりが愛おしい作品になっています。
なおこの映画の原題「CONCERT」はコンサートではなく、コンチェルトつまり協奏曲です。ともにリベンジに協力し、ともに演奏を夢に見て、実現したオケとソリストそして指揮者さらに関係する人々すべての「協奏」を意味する深いタイトルですね。
最後に気になるサントラ盤。サントラ盤も原曲を全曲演奏にはなっていませんが、BD特典映像内で指揮者(本物の)が全曲演奏を収録したという話をしているので、いずれ出るのでしょう。期待して待ちます。
ベスト・クラシック100 プレミアム
5ヶ月の我が子に、今のうちからクラシック音楽に慣れさせたい、と思い購入しました。
6枚のCDはカテゴリー別(人気の定番、永遠の名曲、リラクシング、ロマンティック、ノスタルジック、スピリチュアル)になっていますが、選曲や曲順がいまいち?と思うものもあります。
良い曲なのにとても短かったりするので、じっくり演奏を楽しみたい方には不向きです。
BGMとして気軽に流したり、初心者の方がこのCDで自分の好きな曲を見つけて、あらためて名盤を買うといいかも知れません。