ババアの祈り
某動画サイトでFFVのPVをみてから購入しました。
(このPVはインパクト 大 ですね)
変態でプログレでロック、それでいてポップ。
人間椅子ばりにドロドロした曲から
黒色すみれ風のポップな曲まであり、
なかなか幅広いなぁと思いました。
あと、トラック数が半端じゃないです^^;
ミーハーな音楽好きに叩きつけてやりたい1枚。^^
普通の音楽に飽きた貴方に是非・・・
まんゆうき〜ばばあとあわれなげぼくたち〜新装版 (上) (まんゆうき〜ばばあとあわれなげぼくたち〜新装版) (ヤングジャンプコミックス)
『画太郎先生ありがとう』を初めてヴィレッジヴァンガードで、表紙の絵のおもしろさと、よしもとばななさんがおもしろいと言っていたので、余り深く考えずに買いました。それが先生との初めての出会いです。読んでみて汚くて気持ち悪いなーと思ったので読み返すこともなく本棚に入れていました。ただし最前列に。
そして、今般、画太郎先生が『罪と罰』を漫画化されるというので、今一度『画太郎先生ありがとう』を読み返したのです。すごくおもしろかった・・・
というわけで、もっと画太郎先生を知りたく思い、この作品も読んでみました。
「娘々」がすごくかわいくて、画太郎先生はいろんな絵が描けるんだなと驚きました。
これってナウシカの肩に乗ってるテトがちょっとまじってませんか。
ババアが2人のジジイを見定める回が一番よかったです。
随所にナウシカとドラゴンボールのオマージュがちりばめられています。
下世話の作法
人間社会の最近の風潮をたけしらしい辛辣な口ぶりで切っていく。基本は「粋」「上品」「鯔背」「伊達」と、反対の「無粋」「下品」「野暮」。前者がどんどん減っており嘆かわしいというもの。キーワードの品、夢、粋、作法、芸の5章についてたけし節連発で、なかなかいいことが書かれており、肯くことは多い。スポーツでの「礼に始まり礼に終わる」は柔道・剣道だけではないはず。スポーツ中継でまずこれが出来ていない人間が多い。相撲、ボクシング、確かに・・。食べ物屋でもスーパーでも文化度の低い精神的田舎者が増えてしまった。安易に何でも「夢」にしてしまう。「努力目標」と言い換えるべし。いい年のとり方。礼儀知らずや挨拶できない若者は方法としての作法を知らない、教わっていないから。恥の文化が消えてしまった・・・等々。これ以外にも様々なことがたけし節で続いていく。たけしの考え方のベースは、「たけしくん、ハイ!」や「菊次郎の夏」でお馴染の足立区島根町だ。足立区は東京の北はずれ、川向こうだ。区立梅島第一小学校、区立第四中学校。その時代の隣近所、商店街がルーツだ。それに浅草のストリップ劇場時代の芸人生活がたけしを支えているのだろう。本書はそう意味で「今」と「昔」の生き方の差を教えられることが多い。
私としては「恥」の面で周囲に感ずることは多い。まず電車の乗り降りを知らない老若男女が如何に多くなったか。電車から降りる人を待てない。ドアの内も外も開けて立てない。脇から入り整列乗車の出来ない男。通勤時始発電車のさもしい椅子取り合戦。電車で飲み食いの高校生。電車で化粧する女。未だに臭いポマードべったりの老人男性。子供を叱れない母親。犬同然にその都度はっきり面前で叱らねば躾がわからない老若男女。特に電車内(人前の)化粧は欧米では昔から「三流の娼婦」と言われてきたことを是非教えてあげたいものだ。
イキモノタチ
歌詞の中に愛とか恋とかそういう甘ったるい言葉は出てきません。自分自身と向かい合ってそのせめぎあいの中で生まれてきたものを歌という手段で表現しているように思います。(間違っているかもしれません・・・)耳に心地よいメロディばかりでなく不安定にさせられる曲もあります。だからリビングでBGMとして聴くよりは車の中で一人で聴く方が向いていると思います。