スターリングラード [DVD]
第二次世界大戦のスターリングラードの攻防を伝説のスナイパーの姿を通して描いた作品だ。冒頭が圧巻。列車に赤軍兵士が詰め込まれ、着いた先で列車の扉が開かれるとそこは戦場だった。
ドイツのユンカース爆撃機が容赦なく赤軍兵士に爆弾や銃弾を雨あられと浴びせかける。やっと兵士を乗せたボートが対岸に着くと、すぐさま最前線に送り込まれる。しかし、満足に銃もない。2人に一つだ。重装備のドイツ兵に、丸腰で突撃する赤軍兵士たち。赤軍側に機関銃が一丁あると思ったら、実はそれは味方に向けられたもので、ドイツ兵に恐れをなし反転して逃げてくる兵士を射殺するためだった。作戦に失敗すれば将校達も銃殺だから必死なわけだ。次々と味方の銃弾で倒れてく兵士達、全く人間扱いされてない。進めど死、退いても死、というわけであっという間にソビエト側の赤軍兵士は全滅してしまった。
現場の指揮官にハッパをかけるためにフルシチョフがスターリングラードに赴く。
逃亡兵はすぐさま射殺、家族はシベリア送り。作戦を指揮した将校も銃殺刑。最高指揮官も失敗の責任をとらせて自殺させる。将兵などいくらでも代わりがいるということか。恐るべし、ボルシェビキ!あの時代にソビエトに生まれてなくて良かった。
この後は、現場の士気を高めるために、伝説のスナイパーが生み出されていく姿が描かれ、対抗してドイツ側から送り込まれたスナイパーとの駆け引きと対決がメインの話となっていく。スリリングで臨場感に溢れ、テンポも小気味よく進み、退屈せずに観る事ができる映画だ。
スターリングラード【日本語吹替版】 [VHS]
戦争映画。嫌いな方も多いと思います。私もあまり好きではありません。
映像にはただひたすら人が死んでいくさまを捉えています。かつての戦争は、
すべてのものを焼き尽くすほど悲惨なものでした。現在おこなわれている戦争
も同じです。予測もつきません。
ただいえることは一つ。人間は愛を信じて生きていること。
愛を信じるがゆえに、その目的に向かって人はつき進んでいく
と僕はおもうんです。お互いのおかれている立場が、少しでも分かち合えたら...とおもうと残念でなりません。この映画はその極限状態におかれた人々を描いています。愛を信じてこそ行える行為..矛盾した行動。
主人公はその中で葛藤します。苦悩の中でひとつの答えを見出す主人公。
自分でもきっとこうするに違いない。そうであってほしい とおもいつつエンドロールが始まります。考えさせられる映画です。
スターリングラード [DVD]
冒頭の戦闘シーンにただただ、圧倒されます。大迫力の臨場感。自分が、本当に機銃掃射されるかの様です。第二次世界大戦の天王山のスターリングラード戦の凄まじさが、リアルに忠実に描かれています。原題は“ENEMY AT THE GATES”。ジュード・ロウ、レイチェル・ワイズ、エド・ハリス、の渋い演技力も絶品です。
Slaughter of the Soul (Bonus Dvd)
スウェーデンのメロデスバンド、アット・ザ・ゲイツの3rd。1995作
バンドの復活とともに、ボーナストラックにDVDを加えて再発。
北欧メロデスの名作であり、クールなギターリフと甘すぎない叙情で疾走するサウンドは、
後のTHE HAUNTEDの結成など、多くのデスラッシュ系バンドにも影響を与えた。
二本のギターだけで、ここまでの有機的なリフとメロディを組み立てられるセンスは、
やはり見事だし、昨今の若手バンドにはなかなか真似のできない芸当だろう。
ボーナストラックにデモやカヴァー曲など6曲を追加。本作をまだ未聴の方はぜひ。
DVDには1995年ポーランドでのライブ映像と、アルバムのメイキング映像を収録。
野蛮な来訪者―RJRナビスコの陥落〈上〉
かつてのアメリカを席巻したLBO(MBO)、投資銀行、
その他企業買収に関するモロモロがたった上下巻ニ冊で、
しかも眉間にシワ寄せず大笑いしているうちに理解できてしまうスグレモノ。
これがノンフィクションであることがまずはスサマジイのだが、
・そもそもなぜ企業の乗っ取りは行われるのか?
・昨今の日本(2005年)で紙面をにぎわしているMBOとは一体?
・その裏にはどんだけ私利丸出しのオモロイ連中がうごめいているのか?
を、アナタはこの名作を読み終えた瞬間に悟っているであろう。
歴史は繰り返すのか?いや、繰り返すに違いない。
アナタもワタシもあの企業のCEOさんもみな人間。
これだけの傑作をつむぎ出してくれた著者、そして当事者に感謝。
とりあえずアナタ、これ読んで笑ってください。