九段
井上陽水さんのアルバムに布袋さんが楽曲を提供する。そう聞いて何か意外な組み合わせだなと思いました。何年か寝かしてあったみたいですが。やっぱり5曲目の「アンチヒロイン」が秀逸。ギターもさることながら、見事なコーラスで井上陽水さんの歌を引き立てています。後にトリビュートや「SOUL SESSIONS」で「東へ西へ」を披露していますが、ボクはこの意外な組み合わせにはまっています。
特撮ヒロイン・ファンタジー主題歌・挿入歌大全集
これまで入手困難だった楽曲が見事に収録してあります。
これまでどのメディアでも不遇の扱いを受けていたこのシリーズでしたが最近ようやく日の目を見るようになったのは一ファンとして嬉限りです。
ただ、悔やむのはこのシリーズのロボット物が無かった事。
そして、ぱいぱい挿入歌『Private Panic!』
いぱねま挿入歌『恋のピー・カ・ブー&元気がソレを許さない』
シュシュトリアンED『あなたには言えない』の4曲が未収録だった事です。
別会社のポワトリン&トトメス両EDを収録していただけに残念でなりませんでした。
しかし、それ以外は全て収録しているので買って損はないと思います
三姉妹と忘れじの面影 三姉妹探偵団(22) (講談社ノベルス)
いろいろな事件に三姉妹は巻き込まれてきましたが、これほど三人ともが何度も何度も「誘拐」される話はなかったと思います。
それだけ物語はスピーディで楽しめるのですが、ちょっとごたごたし過ぎかなと言う感じもします。
余り物語を複雑にするのもどうかと思います。
ただ、長女綾子のキャラクターが最高に活きた事件簿と言ったところでしょうか。
その点では、読者の心を癒してくれる楽しい読み物になっていますので、日頃ストレスの多い人が読むのにはいい作品だと思います。
三姉妹探偵団(4) (講談社文庫)
本作品では、結果として多くの殺人事件があったことになります、
三姉妹探偵団の第4巻を読んで、疑問に思ったことがあります。
なくなった人の一人一人の描写が、生い立ちや背景などが駄々草になっていないだろうか。
一人一人、親があり、赤ん坊の頃がある。
もう少し、丁寧にひとりづつの人生を描写してはどうだろう。
死が偶然やってくることはあるかもしれない。
しかし、一人一人の人生には、意味があったことを記録すると、本質に近づけるのではないだろうか。
三姉妹探偵団を読んでいて、少しづつ、違和感が積み重なって来たが、
本作品を読み終えて、それが、人生の描写の不完全さではないかという思いに至りました。
憎悪とか、嫌悪ではありません。
人生の描写を読者にまかせるという姿勢はあるのかもしれないという感じもするので。
三姉妹探偵団(3) (講談社文庫)
三毛猫ホームズのファンでした。
赤川次郎の作品は、三毛猫ホームズしか読んできませんでした。
三姉妹探偵団を読んでみたら、とても面白くて、自分が食わず嫌いだったことに気がつきました。
1を読んで、2を読まずに、今、この3を読んでいるところです。
金の亡者の3女が、真剣に生きている人のためなら、
お金を惜しまないという振舞いには、ほろっとしました。
人なら、一人の人が真剣なら、感化を受けるということを、さらりと表現しているところがよいと思いました。
でこぼこの3姉妹も、妹が真剣になったら、姉たちも協力するところが素敵です。
法律がどうこうよりも、人の生命に関わることに、一人の人が真剣になっていることが、とても大事だと思います。
殺人捜査に協力しようとしない生意気な金持ちの娘をひっぱたいた刑事が、金持ちの親からは圧力をかけられても、娘からは惚れられるというのも、ややステレオタイプですが、共感が持てました。
三毛猫ホームズは、全部読んでしまいました。
あと5年は、たぶん読まないとおもいます。
今度は、三姉妹のファンになりました。
全部読破しようと思いました。
ps.
3姉妹というと、シティハンターというアニメを思い出しました。
向うはプロの泥棒で、こちらは、アマチュア探偵という違いがあります。
それでも、一番下の妹の鼻っ柱が強いところは同じでしょうか。