ベスト・オペラ100
本家の「ベスト・クラシック100」はフェイドアウトや「主要部のみ」が多いが、こちらはフェイドアウトはそれほどない。
いくつかあることはあるが、オペラのコンピだから仕方ないだろう。
演奏や歌は申し分ないので、オペラを気軽に楽しんでみたい人にはいいと思う。
収録曲をよく見ると、主にDisc1,3,5はモーツァルトとイタリアの作曲家、Disc2,4,6はフランスの作曲家とワーグナーという構成になっている。
だから、Disc1,2,3...と聞くとやや違和感があるが、奇数Disc、偶数Discに分けて聞くと、つながりが出てくる。
CDの作成者は、いろんな曲をちりばめる意図でこうしたのだろうが、せめてフランスとワーグナーは分けた方が良かったのではないかと思う。
グラン・パ・ド・ドゥ(プリマ・ バレリーナの芸術)
踊りに即したテンポになっているので、とても聴きやすいです。バレエは好きだけど、グラン・パ・ド・ドゥだけが無性に聴きたくなる時には、とても貴重な一枚です。わたしはバレエには詳しくはないのですが、「ローズ・アダージョ」(たぶん、グラン・パ・ド・ドゥではないのでしょう)が未収録だったため、アンドレ・プレヴィン指揮の「眠りの森の美女」を購入しました。これも名盤です。
グラン・パ・ド・ドゥではありませんが、「瀕死の白鳥」を聴きたい方は、「瀕死の白鳥/アンナ・パブロヴァを讃えて」に収録されています。
また実際、グラン・パ・ド・ドゥ集を観てみたいという方には、このCDとは違ってしまいますが、DVD「グレート・パ・ド・ドゥ」がお勧めです。
フランケンフィッシュ [DVD]
ジャケットを見ると謎の大怪魚が海の底から
水着の美女を襲う瞬間のようですが予想通り
このようなシーンはありません。
B級映画のお約束『お色気シーンを入れる』も
本編では関係ないところで水着になってくれました。
(決して若くないおばさんなのが残念です)
さて肝心の大怪魚ですが生息地はなんと
せいぜい水深4〜5mの『川』です。
ジョー●みたいな無残な死体発見の導入部から始まり
主人公は現地調査に赴きます。
そしてのんきに暮らすボートハウスの集落が大怪魚に襲われます。
魚が相手なら陸に上がればいいじゃん...それでは
話にならないのでとりあえず何名か犠牲者になります。
死体の造型美をいかに長く見せるかもB級映画のお約束です。
嫌われ者も登場して死亡フラグに一番乗りですが
なかなか死にません。意外性の演出もB級のお約束です。
特筆すべきは主役であるはずの大怪魚が『大きめのマグロ』程度なのです。
ショボイCGも素敵です。
そして危機一髪の後はお約束のラスボスの登場!
ジャケット写真よりは小さいけど程々に強そうです。
しかし予算の関係かあっという間に倒されてしまい
主人公はボートハウスで知り合った女と結ばれめでたしです。
最後のお約束『続編への布石を残す』もあり
ここで生き残った嫌われ者を処刑です。
平凡なB級脚本ですが真面目に作っているので好感が持てました。
B級SFホラー好きの人にお勧めですがそれほど面白い訳でもありません。
泥棒成金 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
サスペンストいうよりもゴージャスという方が相応しい。豪華なカンヌという場所設定、疑われて焦る筈がどこかのんびりしている主人公にC.グラント、冒険好きでお金持ちの令嬢にG.ケリーというキャスティングが、サスペンスを味付け程度にするほどのパワーを感じる。また、G.ケリーの母親役が笑いを誘わせ、肩に力が入らず軽い気分で観れるロマンティック・コメディという感じで、このキャスティング以外は成り立たないと思った。
巴里の空の下セーヌは流れる [DVD]
特にこれと言って変化の無い生活を過ごしている様で、実は色々な人々と何処かで繋がっているものだな~、と実感させられる作品です。
10年以上前にTV放映で見た映画ですが、年を重ねる程、現実に、そう思います。
オールド映画ファンのみならず、若い人にも鑑賞を薦めます。
そして、何十年先の時の流れを経ても、きっと、テーマメロディーと共に、映画の断片シーンを決して忘れることは無いでしょう!
何故なら、舞台がパリで、時代は変わっても人類が繁栄している以上、人と人の関係は、普遍的なものだから。。。。