無知との遭遇 (小学館101新書)
トイレに始まりトイレで終わる本です。
主として日本人を対象とした笑うに笑えないジョークを紹介し、そこに潜む国民性やねじれた状態を解説しています。政治、文化、若者、マスコミなど日本人にしか通用しない、つまり国際的な「無知」をわかりやすく示しています。
選挙などでも昔は判官贔屓という言葉がありましたが、最近は優勢な方になびく傾向があるともいいます。実際、私の職場でも「マニュアル人間」「素人上司」などがいます。自分で考えず、周囲を気にして態度を決めていては停滞するのみなのですが、彼らにはその自覚はありません。
本書は何とかこの国を良くしていこうという警鐘なのでしょうが、私も若くはないので消極的に「期待しないこと」を心がけています。
モサド、その真実 世界最強のイスラエル諜報機関 (集英社文庫)
世紀の虐殺者アイヒマン誘拐からイラク原子炉急襲など、不可能を可能にした鉄の意志の男たち! その苦難と栄光に肉薄する落合信彦衝撃のレポート。 極東には閉じこもっていられない今日、世界の火薬庫といわれる混迷の中東を知るための必読の書。
「モサドに関してもっとも興味があったのはその活動内容よりもそれを動かす人間達であった。だから必然的にこのレポートはインタビューが中心となった。へたな解説などつけるよりは、実際にモサドという機構の中で生きてきた人間達のナマの声を聞く事がモサドを知る上で最良の方法と考えたからである。」(著者のコメント)
著者がイスラエルで直接取材したデータをもとに書きあげた世界最強の情報機関の本。この本の優れた点は、たんにモサドの機構や歴史を語るだけでなく。モサドの強さの秘訣を探るためモサド創設者であるイサ・ハレルや伝説的スパイ、ウォルフガング・ロッツほか多くの関係者にインタビューを行っている点である。
小説サブプライム 世界を破滅させた男たち
落合信彦さんの「フィクション」ファンです。
ノンフィクションは読んだことありません。
私は「王たちの行進」を読んで以来、落合さんに
はまりました。
映画を見ているようなハラハラドキドキ感!
現実なのか作り話なのか、相変わらず分からない
ところが凄くのめり込んでしまいます。
さらにサブプライムについて勉強もできる!!
エッセイの方が良かった・・・と言う方もおられ
ましたが、このフィクションかノンフィクションか
ってとこが大好きです。
「私が愛した金正日」
「魔軍」
「ゴルバチョフ暗殺指令」
も読んでみてください!
いまテレビに出ている金正日は影武者なんですよ・・・