イヴの総て (名作映画でペラペラ英会話)
この値段でDVDまで付くのであるから安いし、
対訳もしっかりしている。
ただ、解説をもう少し充実させてほしい。辞書を
引けばだれでも意味がすぐ分かるようなものに
解説はいらない。それよりも、この表現はここが
省略されているといった文法的な解説の方が、学習者
には役に立つ。
コラムのようなところに、数字の数え方であるとか
BCCの意味とか長々と書いているが、こんなの誰
でも知っているし、書く意味はないと思う。
ただし、映画やシェークスピアの引用の解説などは
よくできていた。
このシリーズは素晴らしいので、もっと多くのジャンル
の続編を期待したい。
イヴの総て [DVD] FRT-019
タフでドライな作品です。そして、誰も断罪されないところがまた味わい深い。
ベティの狂おしい嫉妬、アンの狡猾さもさることながら、セレステ・ホルムの神経質そうな目つきと善良そうな笑顔がセクシー。
確かに“女優の映画”ですが、ジョージ・サンダースが演じる劇評家ドゥーイットも印象的。
どことなくロバート・ボーン似のサンダース。「レベッカ」ではたかり損ねるトホホな役どころでしたが、本作品では徹頭徹尾シニカルな人物を好演。
キープセイクス~ベスト・オブ・オール・アバウト・イヴ(DVD付)
女性Voジュリアンヌ・リーガン擁する英国ロックバンド、オール・アバウト・イヴのベスト。2CD+DVD。
ファンにはたまらない代物が出た。英国の女性Voロックとして名を馳せるAAEのDVD付きベストだ。
このバンドがどうしてここまでプログレファンに人気なのかと考えたとき、サイケ、ヒッピー、フォーク、ゴシックなど、いろいろな要素を持ちながら、英国の光と翳りを体現するサウンドと、女性Voジュリアンヌ・リーガンの魅力にあるのだと思う。
2CDのベストの方は、スタジオアルバムからのチョイスを基本としながら、リミックスバージョンやライブ、未発表曲なども織り込まれ、AAEを初めて聴く方にも対応。
そして、素晴らしいのはこのDVDの方で、今までビデオでしか見られなかったビデオクリップを完全収録!!
加えて1988〜1991年のライブ映像も楽しめ、ファンであればこのDVDのために買っても損はないだろう。
映像を見ながら、曲に耳を傾ければ、このバンドの存在の特殊性というものが見えて来る。
すなわち、聴きやすいメロディアスさがありながら決してポップではなく、翳りと倦怠の混じった雰囲気には、ゴシックロックの走りとしての要素も見える。
動く映像で初めて見た紅一点のジュリアンヌには、その素晴らしい歌唱も含めてやはり華があるが、同時にまた、その声や表情にはどこかに鬱の混じった翳りが感じられ、結果としてそうしたしっとりとしたほの暗さこそが、このバンドの特異な魅力にもなっていたのだと思う。
ブックレットのドキュメンタリー風の解説も、ジュリアンヌの心情とこのバンドの歩みを綴っていて興味深い。
イヴの総て~オール・アバウト・イヴ・コレクション
90年代中頃に買った時はピンとこなかったんだが、2006年のベスト『KEEP SAKES』で改めてこの1stの曲の良さを思い知らされました。全体の雰囲気がなんとなくブリティッシュなんだな。っていうかイギリスのバンドなんだけど。「FLOWERS・・」のブリットPOP風?なリフ、ウェットな感触。「IN THE CLOUDS」のちょっとヒネくれた感じ。「MARTHA'S・・・・」の開放弦を巧みに使った広がりのあるアコギ等等。聴けば聴くほどギターのTIM BRICHENOの才能に惚れ惚れします。もちジュリアンヌたんの歌も萌え萌えです。