ロンドンA to Z
さすが「ロンドン暮らしいつのまにか6年」の筆者だけあって、読みごたえたっぷりの濃い内容。普通に旅行したのではなかなか知ることのない、インサイダーなロンドン情報が満載です。この春イギリスに十日間の旅行をしたばかりですが、また行きたくてウズウズしてきました。特にアートギャラリーやマーケットに関しての記述が充実。ところどころでメジャーな観光名所も紹介されていますが、作者の取り上げるポイントがちょっと変(いい意味で)なので、新鮮で読んでいて楽しめます。写真も上手で盛りだくさん。
エッセイスタイルですが、項目ごとに手描きマップもついていて、巻末の索引から関連ページを探すこともできます。手に持った感触もコンパクトで良い感じ。次は「イギリスの田舎AtoZ」を出してほしい。
KISS×××× [VHS]
カノンってことかな?
だとしたら、ちょっとイメージが狂います。
KISS××××にハマッた方なら入手することをお勧めします。
あの歌は、私の持っていたイメージとは全く違いますが、なぜか何年たっても耳に残っています。
その点以外は本の雰囲気を出していると感じました。
致死量ドーリス (フィールコミックスGOLD)
テンポよく時にはたたみかけるように話は進み
少しずつ、でも確実に破滅に向かう蜜と僕。
二人だけの世界の終わりはどんなに残虐なものかと
蜜のエキセントリックさはどこまでエスカレートするのかとドキドキする。
意外にあっさりなラストも文章でうまくおさめてあるので読後に消化不良は起こらない。
こういう全身全霊の恋ってもうできないんだろうなぁとちょっとうらやましく思ったりもするお話。