風のワルツ
今や加古隆さんはTVや映画の映像作家としての肩書きがぴったりするかもしれません。このアルバムにおいても、何曲かは映画やTVで流された音楽が収録されています。そして、アルバムすべてに、加古さんでなければ書けないメロディが収められています。
さて、ここで興味深いのは、このアルバム全11曲がすべて3拍子で作曲されているということです。もともと最近の加古さんの曲には3拍子のものが多いということですが、加古さんはこのCDの解説書に、やはり3拍子の「黄昏のワルツ」(NHK、人間ドキュメントのテーマ)の反響の高さから、「3拍子の曲は人を元気にするのかも知れない」と感じ、そこからこの3拍子のみのアルバムを作るに至ったと書かれています。
実のところ、作曲の経験が少しだけある私の考えを述べますと、確かに3拍子には親しみやすい曲を作りやすいという長所はあるのですが、いささかスケールに欠ける出来になってしまいます。ですから3拍子のモチーフを無理やり4拍子に変えたりもしていました。ノリという点からも難ありで、現在の一般的なポップスでほとんど用いられていないのにはそういう理由があるからです。果たして3拍子で元気になるのかどうか、いささか、加古さんの考えすぎではないかと思いました。
何だかわかったようなことを書いてしまいましたが、最近の加古さんの傾向がわかる、いいアルバムです。
犬連れ北海道3000キロの旅 (エイ文庫)
最初、本の案内を見たとき「ヒッチハイク」という言葉(他人の力に頼って自分の楽しみを成し遂げるという考え方が)が好きになれず、また作者名も聞いたことがないのでパスしてました。…が、やはり「北海道」(毎年ツーリングに行ってる)と「愛犬」(ゴールデンリトリーバーを飼ってる)というキーワードには勝てず買ってしまいました。結論から言って「とてもおもしろかった!」の一言。久々に心に残る一冊になる気がします。文章に気どったところや媚びたところがなく、等身大のその時々の作者の気持ちが素直に伝わってきます。特に何度も北海道を旅している人には、地名などからより臨場感を持って読みとることができるでしょうね。「ヒッチハイク・北海道」だからこそ生まれたふれあい、また厳しい環境の中での愛犬との頑張りや思わず笑ってしまう出来事など、北海道と犬好きな人は、誰もが自分を重ね、のめり込んでしまう内容じゃないかなと思います。アスファルトに固められた都会で通勤電車にもまれ、スケジュールに追われる毎日には、つかの間の逃避行でした。こんな旅もありなんだな…と。
OMRON けんおんくんミミ 耳式体温計 MC-510
赤ちゃん用に一瞬ではかれるものを購入したつもりでしたが、赤ちゃんお耳には大きすぎて入らず、
首に押し付けてはかっています。
5秒くらいすれば計れるので普通のものよりは役に立っています。
ドラマアルバム「犬夜叉 地獄で待ってた七人隊!」(CCCD)
「地獄で待ってた七人隊」は、かなりおもしろかったです!
特に、煉骨のこわれっぷり・・・。超うけましたョ!!!
買ってみても損は無いと思います!
ウッシーとの日々 1 (集英社文庫)
漫画を読まなくなってから何年だろうか?
読むなくなったというよりは読めなくなったというのが正しい。
なぜかバカらしくなって途中放棄してしまうのだ。
だから本書漫画も第一巻だけを様子見で購入してみた。
読み始めて、気づいたら半分も読んでいて一気に読んだ。
「おもしろい!!」
で、後続巻もぜんぶすぐに買った。
漫画の質感もいい味が出ているが、著者の肩ひじ張らない地べたの暮らしが感じられて好感がもてた。
著者兼登場人物であるはた氏という人間、はた氏の家族犬ウッシーだけではなくそこに出てくる人々や動物たちがみんな、いい感じ、なのだ。
田舎暮らしの解説本などを読むより、本書漫画を読むほうがなんだか田舎暮らしのいい解説になるような気がする。