ナナマル サンバツ (3) (カドカワコミックスAエース)
競技クイズの世界を描いたこの漫画も3冊目に入り、主人公が本格的にクイズ研究会の一員として活動を始め、だんだん先を読んで作戦を立て、勝負の駆け引きに慣れていく様子が描かれます。
前半が3人1組のチーム対抗戦。頭はいいがチームワークはイマイチな相手チームに対し、主人公たちは3人がそれぞれの得意分野を生かし、ミスをカバーしあいながら力を合わせて戦う様子は、さながら、昔の高校生クイズを彷彿とさせます。
1,2巻ではあまりいいとこなかった友人が、意外な得意分野を発揮する展開もいいですね。
後半はゲームセンターのクイズゲームに挑戦。これ、劇中のゲームタイトルやデザインは違いますが、内容は、SEGAの「アンサー×アンサー」という現在稼働中のアーケードゲームの内容そのものです。主人公がこのゲームに挑戦しながら、その攻略法に気がついていくという展開になっています。
他のレビュワーさんもおっしゃる通り、クイズは単に知識量が多いだけでは勝てない世界です。1,2巻では「問題文を先読みする方法」を身につけた主人公が、それに加えて、この3巻ではさまざまなルールに対する対応力を身につけ、さらにクイズにのめり込んでいきますが、読者もクイズに興味が出て、やってみたいと思えてくる内容だと思います。
シリアスあり、笑いあり。主人公もヒロインも魅力的。マイナージャンルだから敬遠されているのかもしれないけど、もっともっと注目されていい作品だと思うんだけどな。
巻末には、恒例になったクイズ100問もついていますよ。
ナナマル サンバツ (4) (カドカワコミックス・エース)
4巻購入しました。
相変わらずの安定感と面白さです。
今回は例会編突入しました。
一癖も二癖もある高校、キャラクターが集まり更に面白くなっています。
また、全くベールが明かされなかった文蔵高校部長の実力が明らかに。
純粋に面白い漫画を読みたい方。知識を蓄えたい方
燃える何かを見つけたい方にはおススメしたい。
今までのクイズ漫画はどれを見ても秀才、天才が主人公だが
この漫画では主人公がクイズを通じて成長していく様が上手く描かれている。
5巻が待ち遠しい。