超絶のギター・デュオ
まさにギタリストの大家、ジュリアン・ブリームとジョン・ウィリアムスの競演が実現したCDである。2人の個性は如実に表れていて、奏法や音色を聴き比べてみる楽しみがあるのはもちろんだが、こんなにもギターの調べが美しいものなのか…とため息をつきたくなる程の作品である。特に「ランクラー・ジュマン」は美しい。音楽の迫力が単なる音量とかテクニックに限らないものであるということを、気づかせてくれる。2人が若かりし頃のCDだが、何度聴いてもギター音楽の神髄を発見させてくれる作品なので多くの人にお勧めしたい。
どこかで聴いたクラシック クラシック・ベスト101 PARTII
ディスク6は抜粋の曲が多すぎる。だいたい6枚で101曲は無理がある。抜粋をなくして80曲くらいに減らしたほうがいい。101曲にするなら、ディスクを増やしてほしいね。コストの問題もあるんだろうけど。エイベックスは、100曲で10枚組にして、フェードイン、フェードアウトは一切ないけど、演奏がいまいちな楽団ばかり。こうしてみると、広く浅く聴いてしまいがちになる。