Queen Rock Montreal & Live Aid [Blu-ray] [Import]
81年のライブ映像ということであまり期待してはいませんでしたが、1080pのフルHD映像にLPCM&DTS-HDの音声が付き、年代を考えると本当に驚きの高画質・高音質です。
照明やステージは今から見れば簡素な物ですが、パフォーマンスと客席の一体感が伝わる映像になっています。
メインのモントリオールでのライブですが、3分の2がフランス語を話す都市の為かMCの英語も非常に簡単な物となっているので日本人が字幕無しで見ても全く問題はありません。全く同じ内容で値段が高い日本語版がありますが、ブライアン・メイとロジャー・テイラーのコメンタリーや特典のインタビューなどを字幕付きで見たい方以外はこちらを購入した方が良いと思います。
また、85年のLIVE AIDの映像も25分ほど収録されていますが、こちらの映像はSD画質の4:3なのでHD画質を期待している人は注意が必要です。
Fine Art of Surfacing
リアルタイムで聞けたはずなのに、今頃になって、買ってしまいました。バンドエイドなんかで、ボブ・ゲルドフの名前は知っていたのに、なんで聞かなかったのだろうと、少し後悔しました。バンドのことはほとんど知らないので、そのあたりは、他の方のレビューにおまかせするとして、私は、印象だけ。ボーカルが、レイ・デイヴィースとブライアン・フェリーをたして2で割ったみたい。サウンドは、初期のデヴィッド・ボウイとロキシー・ミュージックをたして、バグルス風に味付けをした感じだと思います。
Boomtown Rats
過激なパンクが席巻した70年代終盤のイギリスにあってクラッシュ、ジャム等のパンク第2世代は独自のひねったバリエーションによりパンクをニューウェーブへと進化していきました。そんな時代にあって、ブームタウンラッツもムーブメントの先頭集団を走っていました。で、今聞き返してみると...ひたすら軽快なロックンロール。これは、あまり時代とは関係ないかもしれないです。
しかし、時代を追いかけ続け、そのあまりの無節操さにリスナーに愛想をつかされた後年と比べ、シンプルゆえの普遍性を感じるのがこのアルバムです。Mary Of The 4th Form のパンクロックの中にふと現れる美しいメロディや、I Can Make It If You Can のような美しいロックバラードに胸打たれます。