ハイドン& L.モーツァルト:トランペット協奏曲集
アンドレ氏は、やはり『トランペットの神様』だと思います。
このCDを聴いて、そのことを再認識しました。
きらきらと明るく良い音に円熟した演奏技術と技量が加わって、最高の音楽を作り出しています。
豊かな個性が正しく音楽として表現されている、最高の例だと思います。
また、CDに収録されている演奏からグシュルバウアー氏・パイヤール氏の両氏とアンドレ氏の相性が抜群に良かったことを容易に想像することができます。
私のレビューを最後までお読みくださり、ありがとうございました。
不貞の女 (クロード・シャブロル コレクション) [DVD]
何てことないストーリーで、犯人探しに趣を置いているわけでもない。
この映画のみどころは、ブルジョア夫婦の見事な心理描写
何気ない顔をして、腹を探り合うシャルル((ミシェル・ブーケ)とエレーヌ(ステファーヌ・オードラン)
シャルルがエレーヌの浮気相手(モーリス・ロネ)に会いに行って、そのファーストコンタクト
シャルルの顔が、ぷるっぷるっ震えていましたからね。
殺す殺さないといったシーンよりも、平静を装った人間の表情の方が怖いかも。
トランペット協奏曲集
いやぁ勿論、モーリス・アンドレは凄いです… が、この作品は全盛期のカラヤンとベルフィルの残した金字塔的な音源だと直感しました。 カラヤンとベルフィルのバロック演奏はアルビノーニ「アダージョ」とパッヘルバル「カノン」の人間業とは思えない天国的な美しさに驚愕してから聴き始めました。それまでピリオド演奏ばかり聴いていたのでホントに凄い演奏だと思った。 フンメルは指揮者としての凄さでしょう… この人は何処をどうやったら大きく聴かせられるか、どの旋律を強調すれば美しいか知りぬいてる。まるで民俗派のロマンティックな曲に聞こえてしまう所が有ります。 私はモーツァルト父のしっとりとしたカラヤンらしいアダージョと、ビバルディのキラキラと瞬けるアンサンブルの美しさに惹かれます… 息を呑むって、これですね。フンメルとは違って取り立てて変わった事は何もやってないかと思いますが… チェンバロ弾くのに忙しかったか(笑)クレジットに他の人の名前が無かったから、カラヤン自身が弾き振りしてると思います… だって彼の弾く通奏低音はシンプルでありながら洒落た音使いで一流なんですもん(ムターとウィーンで共演した「四季」でも弾いてますね)特にビバルディのチェンバロは良いですね、トゥッティをなぞる様なフレーズなんだけど普通ならもっと装飾音を使って崩し気味に弾くよね。音楽とは旋律と響きの美しさであるというカラヤンの主張そのものでしょうね。
水晶の栓 (名探偵コレクション―アルセーヌ・ルパン)
明らかな誤訳がいくつかあったけれど、気にならないくらい面白かったです。
プロットがかなりよく練られていて、読み進めるうちにどんどん引き込まれていきます。
時代背景を知っていると、色々な読み方ができてさらに面白いのでしょうが、
純粋なエンターテインメントとして楽しめます!