真夜中は別の顔〈上〉
シドニーシェルダン作品は初めて読みました。NHKでドラマ化されたことがキッカケだったのですが、一人の男性をめぐる生まれも育ちもまったく違う二人の女性の人生を章ごとに交互につづるシドニーシェルダンの手法にすっかりはまった!という印象を受けました。ここまで読んだら明日にしよう・・と思いながら新しい章を読みはじめ、さらに新しい章まで読み進めてしまう・・どこまでも二人の人生を追って読み続けてしまった。そんな力強さと魅力を感じる作品だと思います。二人の女性のどちらかを自分の人生と重ね合わせたり、思わぬ展開に驚いたりしながら読める一冊です。是非女性の方にオススメしたい一冊です。
真夜中は別の顔〈下〉
上下巻とも読みました。内容としてはかなり面白く、ぐんぐん引き込まれていきます。特に最後はどうなるのだろう・・と、巻末あたりは読まずにはいられない程です。しかしながら、結末のどんでん返しの心地悪さは言いようが無い。結局はお金と権力には女性は立ち向かえないのだ・・と、言い渡された様な気がして、むなしさだけが残りました。
秋の夜長に、愛を探るのにはよい読み物かもしれません。
The Other Side of Midnight
NHKでドラマ化されたのを見て、読んでみようと思ったのがきっかけでしたが、ドラマとは全く違う登場人物の生き生きとした人格描写にまず引き込まれてしまいました。ノエルもキャサリンも、意志が強く行動力があって、不遇にあっても自ら人生を切り開いていくことが出来るような魅力的な女性。1人のプレーボーイ・ラリーとの出会いが二人の運命を変えてゆきます。
2人の女性の生い立ちがつづられる前半は、シリアスなノエルの章と、真剣に生きているのにどこかユーモラスで笑ってしまうキャサリンの章が交互に現れます。ノエルの章を読んで涙ぐんだと思ったら、キャサリンの想像力と現実とのギャップに電車の中であるのを忘れて思わず笑ってしまいました。
そんな無垢であどけない印象の残るキャサリンが飲み込まれてゆく陰謀の罠。くもの巣のように張られたノエルの罠にラリーとキャサリンは飲み込まれてゆきます。ノエルのパトロンでもある、大財閥を率いるデミリスは、ノエルとラリーとの関係を知ってどう2人を遇するのか。最後の1ページまで事件の真相は謎に包まれたままです。
実は英語のペーパーバックを最後まで読みきったのはこの本が初めてでした。本当に最後までスリルを味わいながら読むことが出来る本だったと思います。
JUST ILLUSION
T−BOLANのシングル。今の森友さんの声を聞いてるとやっぱり若いです。
でも昔の声も、今の声もどちらも素敵です。
この曲はハードロックな感じで、とても森友さんの声質の魅力を引き出している作品だと思います。