クイック・ジャパン88
今回の号にもいくつも興味ある、対談やインタビューが掲載されている。
中でも、最も興味深いのが「ウンナン」の特集だと思う。
今までこういうサブカルな分野から語られるのは常に内村であったと思う。
今回はコンビで取り上げられ、同等に分量を割かれている。
内村のコント師としての技量や、憑依型キャラ芸人の側面は既に語られている。
なので、今回の特集はコンビとして同等に紹介されながら南原推しの面が強い。
南原清隆という芸人がこれほどディープに語られたのは珍しいのではないだろうか?
内村話にしても今回面白いと感じたのは、内村と南原の比較だったり、南原の目線がから語られる内村であったりだった。
個人的には、今まであまり南原は好きにはなれなかった。
よく噛むのに司会者志向が強かったり、見た目だけのキャラクターばかり演じたり、内村主体のコント番組が軌道に乗るとシャシャリ出てくる、そんなイメージばかりが残っていたので。
でも今回の特集で、印象が少し変わった。
少なくとも悪印象はかなり減った。
この新たに得た感覚で、改めてウンナンの軌跡を見てみるとかなり興味深い。
ウンナンのファンは勿論読むのだろうから、当然オススメです。
でも、それ以上にウンナンを軽く見ている人に読んで欲しい本だと感じました。
モテキ Blu-ray豪華版(2枚組)
まあ人生に「めくるめくモテキ」なんて、結構なモノはありません。そんなものにご縁もなくて、ん十年、もう更年期の私がいうのですから間違いなし!と僻み混じりに、ハナっから「希望的観測で舞い上がったアホな男のドタバタ映画だろう。どうせ!」と決めつけて観たところ、意外に面白くて楽しめました。ええ。結局「モテキ」なんてありやしないんですよ。実際、森山未來演じる幸世だって、たまたま四人の女性と何かご縁が重なっても、「ああいうコト」しか頭にないような物欲しげで餓えた、ナサケな〜い独り突っ込みを自分にかましては絶叫の独白を繰り返し、四人に結局は振り回されているだけ。本当は全然「モテモテ」になっているわけでもないんだけど、本人は至って真面目且つマヌケな勘違いっぷりを発揮しながらも、肝心のとこで怖気づいたり、空回りしたり、上滑したりを繰り返し、次第に「本命」を追いかけてゆく姿がなんだか、微笑ましくもあり、妙に楽しくもあり、そして爽快感もあります。正直、私の世代になってしまうと、この映画の主人公たち(特に幸世とみゆき)の感覚に素直に感情移入できない、どこか不可解なところがあるのですけれど、このスピード感覚が妙に心地よくて、素直に笑えました。何と言っても、森山未來が演じる幸世は見事ですね。これ、イケメンのモテモテ男なら絶対に話は成立しないわけで、ここまで見てられないようなある意味不潔で「たまった」キャラを堂々と演じきった彼はなかなかの名優かもしれません。ついでに、リリー・フランキーの挙動不審ぶり、真木よう子の切れの良さもたっぷり笑えます。まあ私としては、るみ子が可哀想だなぁと思ってみていましたけれど……深く考えずに楽しく笑いたいと思う方には、文句なしにお薦めの一編です。
モテキ DVD豪華版(2枚組)
挿入歌もいいが、何よりも長澤まさみがとても可愛い
素敵な女子、こんな女の子と出会えたら楽しいだろう
と思わせる。
森山未来がとても演技が自然で、上手で、気持ちが乗
りうつる。
何度も観た、こんな楽しい映画を日本でもできるんだ
と言うのが素直な感想。
なんと幅広い日本映画なのだろう、今や、どの分野の
映画でもハリウッドをはるかに越えた日本映画、その
ひとつがこの映画。おススメ娯楽映画。
時をかける少女 通常版 [DVD]
本商品のイメージ画像を使用したアウターボックス仕様ではなくなってます。
またインナージャケットの絵柄はDVD(通常版)の流用で、
封入特典のフィルム・ブックマークは付属しません。
運送屋から受け取って中身を見た瞬間、「えっDVD(通常版)を間違えて注文した!?」と驚きました。
このレビューを読んだ皆様が、私のように無様に周章狼狽せずに済むよう、お祈りいたします。
もちろん、本商品の内容に関しては、評価が5つ星であることは変わりはありません。
2011/8/4追記:
本商品のイメージ画像が、ようやく修正されました。
今本商品を注文いたしますと、イメージ画像通りの商品が届きます。