ドラキュラ [DVD]
タイトルのドラキュラに騙されて
個人的にはホラーを想像して購入したのですが
そちらを期待している方は
もっと違う本格的な吸血鬼として
描いた映画を観ることをお勧めします
この映画は、まったく違います
吸血鬼として生きることになった理由は一体何か
そこから物語は始まります
神を信じ、祖国のために戦う伯爵
そんな彼には最愛の妻がいた
しかし、妻は戦地で夫が死んだと誤報を受け
自殺してしまう
自殺をしたことで天国に行けなくなった妻
神のために戦って勝利をおさめながらも
最愛の妻を拒否した神
伯爵は絶望し、神を憎み、
妻を探し彷徨いながら
血を吸うことで生きながらえる吸血鬼となる
それもすべて妻を愛するが故
しかし人と違うものはいつの世も忌み嫌われる
それが血を吸うという
よほど日常の生活がかけ離れたものであるために
月日は流れ
人里離れた城で生活しながら再会を待ち望む伯爵
そんな彼のところに若い青年が仕事で訪れる
彼には婚約者がおりこの仕事を終えて
晴れて結婚することが決まっていた
そんな彼の婚約者はなんとあの愛しき妻に瓜二つ
伯爵は当然彼女を手に入れるべく動き出す
しかしそんな人として逸脱した生に
立ちはだかるのが名を馳せた医者
医者は伯爵の吸血行為を研究し
彼を葬り去るべく動き出す
医者は吸血鬼を倒せるのか
伯爵は妻と再会できるのか
青年は無事に婚約者と幸せになれるのか
婚約者は、青年と伯爵の間で揺れ動きながら本当の自分を探しだせるのか
まったくもってホラー要素はないです
むしろ切ないラブストーリー的な感じです
そもそも演じる俳優陣が豪華過ぎ
それも見るときの楽しみの一つかもしれません
またファッションもかなり素敵
色とデザインがさらに映画の音楽とともに
その時その時の場面をさらに引き立たせてます
個人的には大人の
シックな映画といったイメージです
この値段と俳優陣でまず損はないです
ただ吸血鬼ホラーを楽しみたい方はご注意ください
クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア 特別版 [DVD]
KoRnのジョナサン・ディヴィスが音楽担当で、映画のほうではジョナサンの歌声が使われている、と聞いたから購入したのでしたが、その点に関していえば星五つ、です。それ以上あるのならば、もっと星をつけてもいいぐらい。
ただ、原作を知らないことが婀娜となり、内容にいまひとつ分からない部分があったり、戦うシーンも思ったより激しくないかな、です。というわけで、音楽的には百点でしたが、内容は、原作を知らぬものにはうまい点がつけられない風味。
あとは、レスタト役の人の耽美映画に相応しい美青年ぶりや、妖しい雰囲気をかもし出すアカーシャ役の女性の美しさに比べて、観客が一番に感情移入する人物として設定されたというジェシーが、あんまり耽美映画に相応しくない田舎娘っぽいのがちょっと気になりました。
夜明けのヴァンパイア (ハヤカワ文庫NV)
はじめて映画を観たのが小学生。
ビジュアル的にも印象に残った作品でしたが、本のほうがより描写が美しく書かれていて好きです。
映画だとなおざりにされている所が事細かに書かれていて、夢中になって読みました。レスタトとルイとクローディアの関係は本でしか解らない深さを感じます。
絶対に読んだ後映画とは違った印象をもつと思います。
私はかなり満足できました