KOKUYO インクジェットプリンタ用紙 和紙 A4 6枚 雁皮 KJ-W110-8
インクジェットプリンタ用よ銘打っているだけあってかなりきれいに仕上がります。にじみ等も無し。(キャノン製プリンタでは)ただ、見た目はかなり薄いので用途は限定されるかも知れません。何せ向こうが透けて見えますので。
KOKUYO インクジェットプリンタ用紙 和紙 A4 10枚 流雲 KJ-W110-7
こどもの卒業をまえに、PTAの代表として挨拶文を書くのに、
この用紙を使うことにしました。
印刷もきれいにでき、満足しました。
できれば、この用紙が入る封筒も付いていたら、もっと良かったです。
ロング・ドッグ・バイ (PHP文芸文庫)
犬が出てくる面白いミステリー。
それはタイトルを見れば
一目瞭然ですけどね(笑)
特に殺人は起きません。
犬の世界だからそれは致し方ないです。
ただし謎のごぼう事件から
事件は発展しますけどね。
犯人とかはあまり気にしない。
だって犬の世界ですよ?
あまり大きなことを求めるのは
ふさわしくはないですから。
しかしハードボイルドじゃなくて
パードボイルドなのね。
微妙な違いにご注意。
首断ち六地蔵 (光文社文庫)
◆「第一首 地獄院長は燃えた」
廃病院にロケハンに来ていた映画スタッフの一人が、
密室状態の部屋で扼殺され、窓から落とされた……。
死体のある「部分」が、トリックだけでなく、見立てを
構成する上でも、極めて重要なパーツとなっています。
◆「第二首 餓鬼の使いは帰らない」
〈餓鬼道〉の地蔵の首が、「だんまり軒」という、うどん屋の前で発見
される。その店の厨房の大鍋では、着物姿の老婆が茹でられていた……。
“存在しない赤子の孫の謎”について、さまざまな仮説が示されますが、
真相は、なかなかの衝撃度。犯人の特定なんか、どうでもよくなります。
◆「第三首 畜生は桜樹に散る」
花見の場所取りをしていた鰻屋のオーナーが刺殺された。
死体の胃の中には、なぜか、まるまる一匹のウナギ一が。
現場となった桜の周囲には、被害者の足跡しか残されておらず……。
《雪密室》ならぬ《桜密室》というわけですが、
結末で明かされるのは、《意外な凶器》ですw
◆「第四首 修羅の首が笑った」
生首に結び付けられていたロープ、居間に置かれていた姿見、
といったものから導き出される仮説が、それぞれ面白いです。
◆「第五首 人の死に行く道は」
教会の礼拝堂の屋根にあった十字架に被害者が
磔にされ、鉄条網に逆さに、ぶら下げられていた。
神父が、十字架に異状がないことを確認した、わずか
十分後に、前述の奇怪な情景が現出したというのだが……。
「困難は分割せよ」という原理の実践。十字架の処理がポイント。
◆「第六首 天は風を見すてたか」
これまでに起きた六地蔵事件が舞台化されたのだが、開幕を翌日に控えた日
に、風峰役の俳優が、舞台に設営された密室状態の「箱」の中で殺害された。
死因は頭部強打によるもので、凶器は〈天上〉の地蔵の首だった……。
演者の立ち位置を示す「ばみり」のテープ
をもとに、さまざまな仮説が展開されます。
冒頭にぬけぬけと張られた、トリックの伏線に注目。
◆「第無々首 奈落の底の底」
連作長編という形式ならではのどんでん返し。
各話で展開されたバカミス的解決に、まったく別の意味が
付与されることで、くすぶっていた違和感が解消されます。