裏盃の軍団 [DVD]
原作は村上和彦の劇画「第三の極道」です。「第三の極道」といえば任侠Vシネマにも大きく影響を与えた名作中の名作で、そのスリリングさと血の沸き立つストーリーにわたしは30回以上読み返しました。実際に中条きよし主演で「第三の極道」のタイトルでのVシネマは大ヒットしてシリーズ化されていましたが、本作は近代風にリメイクされています。見たところ原作と大きな違いは無くノスタルジックな気持ちにしてくれる。本作の続編が出るのはもう決まっていますが、もしGPミュージアムお得意の1作品を2作に分けて発売ならたった77分のケチな収録はやめてほしい。続編の商品説明のストーリーを見ると服部を誘拐してうんぬんのストーリーは収録されるみたいですが、正木の組織内での存在を確固たる位置づけにするシーンはどうなるのだろう。駆け足で続編で終わることはないのだろうか。もしシリーズ化されればこんな見所ある作品はなかなかないと断言できます。