激情ギターラ!
タワレコで試聴して、驚いて購入。
スパニッシュギターのギタリストソロ名義のアルバムは、
奏者による多重録音が普通だが、
彼らの場合は、リード担当のロドリーゴ・サンチェス (男・右) と
リズム担当のガブリエーラ・クインテーロ(女・左)による
ライブ感あふれる熱気の一発録り。
いわば、マイケル・シェンカー(あるいはウルリッヒ・ロート)と共に
豪腕リズムギタリストのルドルフ・シェンカーがいるような状態。
強烈なのは、彼らのギターが、打楽器として活用されている点。
6弦上で踊りまくるフラメンコ。だからライブになると観客は熱狂する。
ツェッペリンの「Stairway to Heaven」のカバーは、美しい。
彼らはスタンリー・ジョーダンがこの曲をジャズっぽく演奏しているのをみて
ヒントを得て、彼らなりのカバーの完成させた。
アルバムジャケットは、
彼らがフェイヴァリットバンドとしてあげるメタリカやメガデスのように
おもいっきりヘビメタ系だが、
中身は、熱くアコースティックです。
冬の童話 (ポプラ文庫)
「魂の触れあう恋」、こんな恋って現実にあり得るとしたら、きっと素敵でしょうね.
涙なしには読めなかった...恋の最中にある人が読めば、きっと響いてくる〜そしてその恋はきっと深まることだろう…
恋愛物をそれなり読んできた中で、「魂の触れあう恋」については出色の作品だとは思う.
ただ、なぜハッピーエンドにしないのだろう、聖人は身体の不調が以前からあったのだから、社長職でもあるし、健康管理をできるはずだし、すべきだった(年1回の定期健診もあるだろうし)…
そうすればハッピーエンドになり得たし、「魂の触れあう恋」はもっと実り豊かになったであろうし、そら をもっと幸せにしてあげられたような〜
それともハッピーエンドにしたら小説にはならないのだろうか?
追記:この本の冒頭に「物語のはじめに」があって、この本が そら の書いた作品(ノンフィクション的)、との経緯説明があって、小説としては珍しい?構成になっている.本の最後に「本書はフィクションです」との断り書きがあるが、もしかして実体験をベースにした物語なのかも(著者以外を含め)… 「魂の触れあう恋」を実際に経験した人でないと書けない描写が少なくないことからして〜
天国への階段 Vol.1 [DVD]
DVDで一気に全話見たが、登場人物のそれぞれが重いものを背負った近年珍しいシリアスドラマ。それぞれのストーリーが丁寧に作り込まれていて見応えは充分、テレビドラマというより長編映画を見ているような印象を受ける。
俳優陣もすばらしく、佐藤浩市の奥の深い厚みのある演技は勿論のこと、個性豊かなキャラクターのなかにあってひときわ異彩を放つ津川雅彦、大塚寧々の寂しい女ぶりも実に切ない。新人の宮本真希も鮮烈だ。が、なんといっても個人的には加藤雅也の「児玉専務」萌えなんである。柏木の右腕としてストイックな辣腕ビジネスマンでありながら隠すに隠せぬ裏の顔。柏木のために人知れず自らの手を汚すときの、端正な顔が修羅と化すその一瞬。派手な流血場面がないぶんむしろ眼差しに宿る凄みが尋常でない。衣装ひとつとっても、一見地味なスーツに見えてシルエットがやっぱりクロウトだったり、さりげにゴツいシルバーのリングが指に光っていたりで裏の社会を歩いてきた男を匂わせる演出は心憎い。9話目で、ひとり死地に赴く前に柏木に煙草を貰い極上の笑顔を見せ、しかるのち背筋をのばして出てゆく姿はヤクザ映画の王道だったりするが、ツボを心得た演出はさすが。(しっかしありえねーあんな専務、のツッコミはこの際なし)奈緒子との絡みでも抑えた切ない表情が胸を衝く。
演じる加藤雅也の言葉通り「記憶に残るドラマ」になってしまった。
惜しむらくは、テーマソングとも言うべきツェッペリンの「天国への階段」が著作権問題か使用されず、DVDではクラシックに変えられていたことだ。
「モルダウ」は大仰だし、「くるみ割り人形」はあわないと思うなぁ。。。
なので1コ減点で星よっつ。
レッド・ツェッペリンIV
71年発表、レッド・ツェッペリンの傑作4thアルバム『レッド・ツェッペリン IV』。
70年代ロックを代表する歴史的名盤の一つである本作はハード・ロックの傑作と認知されていますが、厳密にはただのハード・ロックではありません。
「天国への階段」や「カリフォルニア」を聴けばよくわかるように、トラッド、フォークといった面が本作において大きな役割を持っています。
ロックと他ジャンルの融合。これこそ本作が専門家から高い評価を受け、今なお永遠の名盤として語り継がれている理由の一つです。
ハードなギター・リフが炸裂する名曲「ブラック・ドッグ」。テレビでもよく耳にする“いかにも”ロックな「ロックン・ロール」。
フォークとエレキが完璧に融合した永遠の名曲「天国への階段」(ここで聴けるギター・ソロはギター史に残る最高の名演の一つ)。
カントリー・テイスト溢れる「カリフォルニア」。最後は、ここでもリフの天才ジミー・ペイジが大活躍する「レヴィー・ブレイク」。
全編通して非常に完成度の高い作品です。
また、ここで少し付け加えておきたいのが、「ミスティ・マウンテン・ホップ」から旧B面であるという点。
おそらく、本作を聴く人の中には“洋楽を聴き始めてまだ間もない”という方も少なくないと思いますので、一応説明しておきます。
80年代半ば以前の作品の場合LPで発売されたため、大げさに言うと“A面で一旦終了する”といったイメージで作品が作られていることが多いです。
これもその典型で、アルバムの流れを考えると最後に来るべきはずの「天国への階段」がラストでなく4曲目に入っているのは、そこが“A面のラスト”だからです。
大体の場合、40分の作品なら半分の20分位までがA面です。今後、60年代や70年代の作品を聴くときに少し意識してみて下さい。
完成度の高い名盤になればなるほど、それが意外と重要になってきます。