扉
前作『俺の道』で、エレカシの“青春”は終わった。
いや、「覚醒(お前に言った)」っつーそのまんまな曲があったからってだけなんだけど、このアルバムを聴くと、そのことがより明瞭に感じられるようになった。
観念の上での「ロック」というものが、外部との摩擦や衝突をいとわず、それらをノイズや絶叫として跳ね飛ばしていく格好良さ、つまり向こう見ずな若さのことを指すのなら、この『扉』はあまり「ロック」とは呼べないだろう。
激しい音やシャウトもあるにはあるんだが、それはアルバムの中心に据えられてはいない。
控えめではあるが生々しいバンドサウンドにのせて、いい加減中年に差し掛かった“ロック屋”の迷いや煩悶が、ぽつぽつと歌われる。
人生とはなんぞや?男とはなんぞや?大人とはなんぞや?
陳腐に過ぎる自問自答かもしれないが、フラフラと浮き草な生活をしてる自分にとって、これはとても他人事とは思えない言葉だ。
そして、“悩んでいる”ポーズ自体をテーマにせず、“悩んだ先”に答えがあるのだと突き進む姿勢こそが、彼らが一つ大人になった証ではないだろうか。
その変化が、終曲「パワー・イン・ザ・ワールド」の明快さに現れていると思う。
「ロック」ではないかもしれないが、一足先におっさんになった連中の、おっさんなりの心意気がずしんと胸に響くアルバムだ。このままロッキンなおっさん道を貫いてほしい。
「幽遊白書」・最強ベストセレクション
私はアニソンが好きで
昔、今問わず色々聴いてきましたが
この幽遊白書が一番好きです。
世界観にも合っている感じだし
曲自体のクオリティも高く
何より馬渡さんと高橋ひろさんの声が
とても素敵です。
キャラソンも聴いていて
心地よかったです。
嘘つきは恋の始まり [DVD]
一つの出会いはベースにしてますが、描いてあるのは人生、自分、生きがい とかなりシリアスで面白いです。良い意味で裏切られました。 行き詰まっている人、これを観て色々今後の事を考えてみるのもいいかもしれません。
日本の戦争―なぜ、戦いに踏み切ったか?
太平洋戦争に至るまでの経緯は、理解できたが、なぜ「情けない」戦争を起こしたかの
分析が不十分である。あとがきを読むと、世論に迎合した政治をしたからと述べている。しかし、そんな単純ではない、その奥にもっと深い原因があったと本書を読んで感じた。政治体制の問題、無責任体制の問題だと強く感じた。首相も天皇も軍人も、ことの最終責任を取らない、取れない仕組みになっていたことに原因があると感じた。