鎌倉ものがたり(27) (アクションコミックス)
和洋の昔話、フォークロアを自然な雰囲氣の中で自在に採り入れてゐる、その軽やかさに驚きを感じます。さすが、紫綬褒章受章だけの事はある!!掲載されてゐる作品は、どれもほのぼのとした懐かしさを感じる現代の御伽話のやうに思へてなりません。一話一話を読み味はへば、今の世の中も楽しく生きて行けさうです。次に続く作品への期待も高まって来てゐます。
ポーラレディ (双葉文庫名作シリーズ) (双葉文庫 さ 10-27 名作シリーズ)
鎌倉ものがたり、三丁目の夕日から始まって、もう15年以上西岸さんのファンですが、
やはり科学や魔法ネタを使ったシリーズは特に面白いですね!
この作品は、魔法ネタです。
ほんの時々、性行為や残虐な暴力シーン等みられますが
そういう人間の愚かさや悲哀を通して描かれる人間の生き様も
西岸さんの漫画では
優しさと愛情も表裏一体の様々な出来事があってこその人生だと気づかせられます。
色々言いましたが、
子供にも読ませても良いのではないでしょうか?
少なくとも自分は子供にこれを読ませ
暴力や性についても考えさせるきっかけを作りるには
最良の教科書だと思います。
鎌倉ものがたり(29) (アクションコミックス)
3丁目の夕日で始まって、ずっと愛読しています。1年に1冊しか出版されないので心待ちにしていますが、似たようなストーリーになっているようです。それでもこれからも購入します。
ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版 [DVD]
昭和33年生まれ。東京タワーと同い年です。
この映画が描く昭和30年代は、生き証人として見てもよくできています。本当によい時代でした。でもね…私にとっては、今でもよい時代は続いています。いつの時代も、つらい事や苦しい事、世情の不安(当時も今も朝鮮半島は不安定)はありますが、生活の中に楽しみや幸せがあります。近所の家のテレビで皆でプロレスを見るのも、スポーツバーで皆でW杯を見るのも同じように楽しいことです。(プロレスを見に来なかった人も当然いるわけです)
まずは、昔はよかったなぁ…という感じで見てください。そのあと、よく考えれば今もけっこう良い時代じゃないか…と、ちょっとだけ優しさを手に握って、戻ってこれれば儲けものです。ALWAYSのタイトルには、そんな意味が込められているように思えます。
ああ、あの頃はamazonのレビューを読んだり、投稿してたなぁ。そのときも楽しいし、思い出しても楽しい。そんな日常が誇らしく思えてくると思います。
ALWAYS 三丁目の夕日'64 DVD通常版
時間をかけて、一つの作品を描き続けるという手法は、監督やスタッフたちだけでなく、俳優にもそれなりの負担があったろうと思うが、それぞれの役者がそれぞれの時代を描き続けるというのは、「北の国から」などを見ていても大変なことだと思う。それがこの「三丁目の夕日」シリーズでは半世紀ずれた過去を描くために、CGなど人の手が加わっている。過剰な人情味の臭さも、古い時代へのノスタルジックもなぜかこの映画を観ると許されてしまうのは、西岸良平の大長寿原作が脈々と人々の時代を写し撮り続けてきたからに違いない。
今回の'64では、オリンピックが白黒のTVの中で描かれているほか、新幹線が少し出てくる以外に、'64を象徴するものはほとんどなかった。観る前は高速道路や武道館などのオリンピック施設の建設などが出てきたりするのかと思っていたが、ブルーインパルスの五輪の輪以外にオリンピックらしい画は出てこなかった。そこがむしろこの作品を「夕日三丁目のドラマ」としての完成度を上げたと思える。とはいうものの、前作、前々作と比べて、町並みの風景や地面など細かいところへのこだわりがちゃんと現れていた。
竜之介と淳之介の戦いは昭和という時代を越えて続いているのか? 鈴木オートはどうなっているのか? 見終えてからしばらくしてからいろいろなことを思い続けることができる良い作品だった。