新約「巨人の星」花形(22)<完> (少年マガジンコミックス)
お疲れ様でした。連載始まった時はなんで巨人の星なのに花形?とか思いましたが読んで行く内に花形でないといけなかったんだなあ〜と思うようになりました。華やかなキャラクター達とワクワクするストーリー展開。原作をリスペクトしながらもオリジナル要素もあり読みごたえがありました。まだまだ続きが読みたい作品です。連載終了後に掲載が決まった番外編も含めて更なるスピンオフや続編を期待しています。もちろん準備中であろうまだ見ぬ新作も。素敵な作品ありがとうございました。
これからへの期待を含めて☆4つにさせて頂きました。
これからも楽しみにしています。
巨人の星(1) (講談社漫画文庫)
最近初めて読んだ読者です。
よくTVの「懐かしのアニメハイライト」みたいな番組で、星一徹のちゃぶ台返し、明子お姉さんの涙といったシーンばかりが強調されていたので、一徹親父は鬼のような奴というイメージがついていました。
ところがとんでもない!
確かに一徹は酒乱ですが、過去、一度は巨人の星を掴みながら、戦争のせいで肉体労働者にまで落ちぶれ、それでも飛雄馬と明子のために必死に働いているのです。
一徹もまた人間であり、弱い側面を持っていながら、飛雄馬を一人前にしようと必死な一人の父親でした。
飛雄馬もそんな父親の必死がわかっているから、父を恨むどころか大好きなのです。
飛雄馬が超人ではなく、むしろプロ選手としては他の選手に比べ劣っているというのも他の漫画とは一線を画しています(主人公がスーパーマンであることが多い最近の漫画の中では)。
むしろプロ選手として置いていかれないよう、必死の姿が胸を打ちます。
厳しく激しい親子の愛憎と、左門、花形とのライバルとの厳しくも熱い友情、判との義経と弁慶のごとき友情を絡め、最高の作品でした。
あまりの面白さに、一気読みしてしまいました。
エンディングはかなり衝撃的なので、まだ未読の方はぜひ読んでみて下さい。
これがかつて少年ジャンプの連載漫画だったというのも別の意味で衝撃です。
今のジャンプにはこれほどの高度な漫画はまず連載されておらず、ずいぶん低レベル化してしまっていると思えてしまいます。
こういう作品を描ける漫画家を早く発掘して欲しいものだと思います。
巨人の星 タイピング養成ギプス 廉価版
漫画の懐かしさで購入しました。練習モードは2ステージで「キーボード表示」「大体の位置表示」「使用指表示」で親切。本編は5ステージでそれぞれ「単語」「熟語」「短文」「表音」「長文」で前編と後編に分かれています。またすべてクリアー後にボーナスステージが出現していろんな出演者と対決できるようになっています。(あの人がバットを持っている姿も、、)当然フルボイスですが、使用しているBGMが当時と同じ臨場感たっぷりでなかなか燃えました。表示文字がゆらゆらしないのでゲーム性は少ないですが、私には目が疲れなくていいです。一徹コーチの熱血指導に抵抗のない方はお勧め。
日本のとんち話 (フォア文庫 (B010))
民話絵本の書き手として知られる川崎大治のとんち話集。吉四六、彦市など有名なとんち話のほかに、『耳袋』から取られたもの、創作話も混ざっている。
読めば思わずニヤリとしてしまうものばかり。楽しい気分になれる。
しかし、それだけでなく、江戸時代の庶民のたくましい生き方をのぞき込むにも有効。いじめられ、虐げられている庶民が、ちょっとした機転や知恵で武士や坊主をやりこめていく。人々は、こういうことを夢見て生きていたんだなと思う。
短い話も多いので、読み聞かせにも丁度良い。
岩石おばさんとホー―猫の火まつり
世界に名だたる雄大な阿蘇の自然が織りなす、岩石おばさんとホーの心の交流。福田章氏の心温まるストーリーに川崎のぼる氏の独特なタッチの絵。お二人のコラボレーションによる、新しい絵本の世界の誕生です。大人も子供も楽しめるストーリーと絵で、何回読み返しても飽きることを知りません。いつまでも手元に置いておきたい一冊です。