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Neon Bible
私は前作より本作のほうが好きかな…
1曲目のBLACK MIRRORが一番のお気に入りです。
聴いた瞬間ゾゾゾーッ…としました。
これだ!っていう曲ってゾっとしませんか?
なんとなくですが、ワーグナーを思い出します。
ワルキューレの行進も結婚行進曲もワーグナー。
分かりやすく表現するならば
怖いけど優しいってところですかね。
そんな雰囲気がアーケイド・ファイアには
感じられます。
上手い例えが見つからないのですが
このアルバムを言葉で形容するなら
搾取され続けた人間の静かな怒り・諦め・束の間の喜び・静けさ・祈りが
すべて表現されていると思います。
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Suburbs
日本でも非常に評判が高く、アメリカでも人気高いArcade Fireには以前より興味があった。
あまりバンドのことも知らず、Arcade Fireの「Suburbs」を聴いたが、なるほど確かに惹き付けられる何かがある。
ノスタルジックでありながら、どこか牧歌的で優しい独得なサウンドである。
ヴォーカルは透明感があり、誰からも好まれそうな声質であろう。
例えるなら、WilcoやYo La Tengooのように優しいサウンドでもあり、音の透明感はBand of horsesのようでもあった。#1「The Suburbs」は、特に親しみやすく素晴らしい曲ではなかろうか。