Touch Me,Seiko
アイドル&アーティストとして、B面曲集でこんな傑作は二度とできないかもしれませんね。本当にいい曲&人気曲が並んでいて、癒されるCDです。ぜひとも高音質で聞きたい一枚ですね。
爽やかな『Romance』『レモネードの夏』、有線大ヒットの『制服』、両A面扱いとなった『蒼いフォトグラフ』…数々の名曲が楽しめます。特に、聖子&ユーミン&松本隆氏の『蒼いフォトグラフ』は、お気に入りです。
聖子の素晴らしい歌声を引き立てている、アレンジャーの松任谷正隆氏、大村雅朗氏の見事な技術…大尊敬してます。
青が散る〈下〉 (文春文庫)
「潔癖」と「王道」
いずれも担当教授が主人公に贈った色紙の言葉である。
この2語がこの作品を物語るキーワードのように感じます。
青春時代の友人関係や異性との関係をうまくまとめたほろ苦い作品です。
青が散る〈上〉 (文春文庫)
夏子と燎平は、青春の象徴です。
「青が散る」は、夏子と燎平の出会いからその決別までを描いています。
二人は無垢であり、不器用で、それ故に傷つきます。
それは読者にとって、自分を重ねることのできる、身近で共感できる恋愛です。
20歳前後、子供でも大人でもない時期に、
誰でも燎平が夏子に恋するように誰かに恋した経験があるはずです。
イノセンスな燎平に自分を見いだして、切ない気持ちになるのだと思います。
物語の最後に夏子は彼女の分厚い殻を破って求愛します。
胸を打つシーンです。
一方、燎平は二人の人生が重なり合うことがなかったことに気がつきます。
お互い愛し合っているのに、燎平はそこで別れを決断します。
この恋愛で燎平が下した最初で最後の決断は、夏子との別れです。
若さとは「大事なものを失うこと」でしょうか。
別れていく二人に、読者は、若さ、青春を見ます。
その儚さが美しく、心を打つのだと思います。
あんなに大事な出会いはなかったのに、若さ故に逃してしまう。
青春の苦さとは美しいものだと、
本作を読むたびにつくづく思います。
To (melt into)
現時点においては文句なくTHE NOVEMBERSの最高傑作だと思います。
作品を出す毎に新しい音を手にしてきたTHE NOVEMBERS。
今回の、一切の無駄を排除した洗練されたサウンドはdeerhunterの影響を受けていると思われる。
そこに今までのグランジ、オルタナ、シューゲイザー、さらにはポップスの要素までもがうまく絡み合い、独自の世界観の構築に成功している。
アルバムの流れとしては、まず「misstopia」のような詰め合わせ感はなかった。
しっかりとコンセプトを感じることが出来た上に、それでいて最終的に辿り着くのは確かに景色が違うところ。
更には聴きやすさにおいても、このアルバムは頭一つ飛び抜けていると思う。
そして今回は特に歌詞が良い。
今までの歌詞も独特で好きだったが、今回は今までより身近に感じられた。
今までの世界観を随所に残しつつ、頭にすっと入ってくる素直な歌詞に見事に変換されていた。
ブログにてsyrup16gの歌詞が良いと絶賛していたが、ここからも良い影響を受けたのだと思う。
兎にも角にもj-rockでこれほど興味深い音楽をやっているバンドはそうはいない。
j-rockの単純さに飽き飽きしている人こそ、このアルバムを聴いてみては如何だろうか。
散る花は影に抱かれて (リンクスロマンス)
待ってました!
江戸前期、忍の里の総領家の若君と、兄代わりだった下忍の身分違いの恋、
派手な凌辱付き!(←ここ重要!)
前半後半の二部に別れています。
一部は『口吸い』止まりの清らかさん。
二部が女史の本領発揮の凌辱の嵐。
ごちそうさまでした。
初夜は情熱的で愛にあふれてて、いいねいいねー
直後の監禁凌辱との対比が鮮やか!
あ、蹂躙される際は常に媚薬使用で痛み皆無ですし、
相手は側近の裏切り者の優男と、腹違いの兄二人の計三本なので、
不特定多数とのあれこれが苦手な方でもイケるんじゃないかな?
立て続けに中に出されて下腹と手足痙攣、とか、抜かれる瞬間の絶頂とかだけでご飯三杯いけます。
淫語もしつけられるけど、側近とは主従プレイ、お兄ちゃんズとは幼い弟から仕掛けた悪戯設定と、かなり凝ってました。
ちゃんと最後は大団円ですし、波瀾万丈で楽しめるお話だと思います〜
オススメ。