エリア88 劇場版 [DVD]
原作に忠実というレビューが目立ちますが、初めて見た時「雰囲気はいいけど原作と違うなあ」と思ったものです。当然ながら原作レイプとしか思えない某テレ版新作は論外として。まあ原作の前半パートのいいとこ取りという感じなので(特に後半の超展開は賛否分かれますよね)原作ファンからのウケが良いのも納得ではあります。そんなわけでいいとこ取りのストーリーが良いのは当然として映像も、今見ても色褪せない、いや、CG全盛の今だからこそ、この手描きセルアニメで表現されている戦闘機のドッグファイトがとても美しく感じられる。原作ファンだけでなく、泥臭い戦争ドラマが好きな人にもオススメしたい傑作。個人的には既に故人である名優・塩沢氏、富山氏の声を聞く為だけに、熱心なアニメファンならば大枚を払う価値があると思います。
エリア88 燃える蜃気楼 [DVD]
待ってました、という感じの作品です。これはファンにはたまらない一品でしょう。エリア88、それはもう最高のアニメです。LDとVHSでは、結構前に発売されていたんですが、使いづらいのでDVDが出ないかな~と思っていた矢先に発売!グッドタイミングですね。映像もキレイで、戦闘シーンもリアルでいいですね。是非、是非、1度お試しあれ!
QUO VADIS~クオ・ヴァディス~ (11) (バーズコミックス)
洞窟の棺に向かってひたすら祈りを捧げるアテナに、ある「変化」が始まります。
不老不死のはずの吸血鬼に、死の訪れが始まります。
10巻でオーディンの元に来たイエスは、子どものままの姿を盾に甘えるばかりで、核心には触れようとしません。
そして、2000年前の、アテナが不老不死となるのと引き換えに、吸血を必要とする体になったくだりが重大な伏線となっているようです。
このことと、棺を集めて何かをはじめようとしているであろうイエスの意図がどう絡み合っていくのか、現代のアテナに起こった変化とどうつながるのか、謎が謎を呼び、ますます目が離せない11巻です。
デザート・ローズ 砂の薔薇 雪の黙示録 [DVD]
声優は、今はベテランですが収録当時は若かったんでしょうね。ケータイすら珍しかった時代の作品ですから、装備は古いですけど、まぁ、楽しめますよ。私は随分前から欲しかった作品のDVD化ですから、嬉しい限りです。
QUO VADIS~クオ・ヴァディス 8 (バーズコミックス)
7巻末で登場した幼子イエス。去り際に涙が一筋…この理由はいずれ明かされることでしょう。
8巻で読者をびっくりさせるつもりであったろう、フレイア幼体化の本当の理由。
実はフレイアは、魔女狩りがら逃げるため、樹に生体同調して隠れた結果、遺伝子変異を起こし、生命維持ができなくなり、棺(カプセル)に組みこんだクローン再生機能で作られたコピーだった。
だけど1巻では、細胞の一つでも残っていれば、再生できる不老不死の体だと書かれていたのですが…
ヨーロッパの吸血鬼ギルドも、3世代目対応に動き出します。吸血鬼化の理由ははウイルス感染。3世代目のモンスター化を防止案は、ワクチン、遺伝子治療、抹殺の選択肢。7巻までは、4世目が出ないと書かれていたのに、8巻ではいきなり4世代目の話まで出てきます。これは伏線かそれともミス?
一番気になるのは、アテナがルーやソフィアと違い幼い姿のままであること、イエスと出会った時には、目も見え、足も動いていたのに、目が見えず、車いすを使い、吸血を必要とする今の体はなぜ?
8巻でいちばん印象に残ったセリフは、3世代目だけを抹殺するというギルドの提案に対するバートリー婦人の次のセリフ
「終わりのない不安… 永久に続く緋色の闇
それは一世代目も2世代目も同じはず…なぜ3世代目にだけ福音が与えられるのですか
どうしてすべての吸血鬼を灰にする福音の品をお作りになりませんでしたの」
イエスがこれからやろうとしていることとつながっていくのでは…