エビータ [DVD]
私は何度となく見るほど好きですが,ずーっとほとんど歌ばっかりなので,そういうのがだめな人はだめだと思います。
ただ,見る前にある程度エビータやその当時のアルゼンチンに関する予備知識は入れておいたほうが,より面白いかなとは思いました。(まぁこれはミュージカルにも言えますが。)
特に婦人参政権や,貧しい労働者を「デスカドミサル」というとか,その辺。
でもこの作品を見ると,何だかペロン大統領がすごくヘタレな男に見えてきます。
実際は多分そうじゃないんでしょうけど・・。
エビータの真実
エビータについては映画で見て、マドンナのイメージで焼きついていましたが、実際の本を読んでその第一印象は覆されました。
正直言って初めはエビータのあの着飾った装いでいつも高い所から大衆を見下ろしているという態度が気に入りませんでした。誰だってお金に余裕があったら人助けをして感謝されたい・・・というのが最高の夢だと私は思うのです。お金を持っていて幸せな人がさら幸せになり、逆に貧乏な人は施しを受けて、さらに卑屈になっていくことの非合理性に私は憤りすら覚えたのです。貧しい過去を背負っているエビータにこそ、もっと民衆の立場から彼らに語りかけて欲しいと私は思っていました。
しかし、私は読み進めていくうちに気が付きました。”聖女エビータ”も一人の人間にすぎないのだと。聖女という言葉に惑わされて私たちはエビータを少し神格化しすぎていたのかもしれません。恵まれない少女時代の幸せの埋め合わせをするための絶頂期があのペロン大統領の妻の時期であったとしたら、33歳で亡くなるまでの期間ではまだ彼女の心は満たしきれなかったのではないでしょうか。それを思うとあの贅を極めて着飾った彼女の姿も心なしか痛ましく見えてくるものです。
ピアノ弾き語り/エビータ
ミュージカルや映画では悪女的な存在として描かれているが、アルゼンチンの人々にとっては女神でもあり、アルゼンチンの太陽でもあった女性、それが「エバ・ペロン」なのである。
某高校のミュージカルを体験し、エビータについていろいろと調べていくうちにエビータという女性の魅力が分かってきたと思う。
貧しき民衆(デスカミサードと呼ばれる)に常に味方し、積極的に政治活動・福祉政策を行う姿は今の日本に必要な姿勢ではないのだろうか。
普段興味関心を持たない政治に、そして祖国を想う気持ちなどに目を向けるべきではないかと改めて感じた。
キャッツ [DVD]
海賊ネコグロールタイガーがカットされていますが、四季版にはない
ランパスキャットの場があります。
ミストフェリーズもなかなか素敵。四季版のステッキ持ったミストと
甲乙付けがたい。
ラムタムタガーは良いですよ。
引き連れた雌猫をメロメロにするプレイボーイ振りが飛び抜けています。
腰をクイクイと振る振る! 反逆児ぶりが四季版よりいいですね。
エレン=ペイジのグリザベーラは絶品です。
さすがオリジナルのグリザベーラ。上手い。泣いちゃいました。