セブンデイズ―MONDAY→THURSDAY (ミリオンコミックス 42 CRAFT SERIES 22)
久しぶりにBLを見てときめきました。芹生がまた可愛いんですっ。沢山の人と付き合って来たはずなのに、弓弦を前にすると、少し調子が狂ってしまうのかな?そんなとこが可愛いんです。
弓弦も、たまに芹生に対してドキドキする自分の気持ちにまったく気付いてない。
純愛、愛とまでも行かない二人がこの先どうなって行くのか、楽しみです。
窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスアルファ)
恋愛に対して受身で、流され続けてきた恭一。
結婚しても優柔不断は治らない。そんなある日妻が浮気調査を依頼し現れたのは大学の後輩だった今ヶ瀬。口止めに、と彼が要求してきたのは恭一の体で――。
新装版。
以前ジュディコミックスから出版されましたが、続巻「俎上の鯉は二度跳ねる」に合わせ、新装版が出されました。
クチコミで人気が広がり、品薄状態が続いたようです。多分、他のBLには無い『リアル』な感じが新鮮で良かったのだと思います。(実際レディコミ作品ですし)。男同士という事になんの戸惑いもなく簡単にくっつく作品が増えてきた中で、恭一と今ヶ瀬、二人のやり取りにはドキドキしました!
主人公は少年でなく世間体やモラルに縛られた大人の男。ゲイではない男が実際問題として男と付き合っていけるのか…という葛藤。流され侍・恭一はマンガ的にはイライラするキャラですが、普通に考えればこれだけ悩むのは当たり前ですよね。ゲイじゃないんだし(-_-;。
水城さんの作品は初めて見ましたが、唇のセクシー(笑)な感じが印象的でした。女の子もみんな良いキャラしてます☆今ヶ瀬が一番可愛いですが(笑)。
「俎上〜」と合わせて是非読んでみて下さい。ちょっと考えさせられます。
俎上の鯉は二度跳ねる 2 ドラマCD
待ちに待っていた完結編。前作2作を聞いてるとより一層よさが引き立ちます。
普段ドラマCDは全然買わないのですが、窮鼠はチーズの夢をみるの原作を読んで、絶対にドラマCDになる!!と確信し、発売を楽しみにしてました。
漫画を読みながら聞きましたが、ちょっとした台詞回しをCDにするにあたりホントにいいタイミングで言ってくれます。
たまきが入院したとき、二人が部屋で会うシーンが一番好きなのですが、漫画では視覚的にコーヒーが効果的に使われてましたがそれも見事CDの中で表現してくれました。
今ヶ瀬が部屋から帰ろうとするところからもすごく盛り上がって聞きごたえありますよ。
中村さんと遊佐さんの名演技としか言えない演技。
たまきもかわいいですし、キャスティングは最後の最後まで裏切られませんでした。
ラストシーンの恭一のかっこいいこと…。流され侍がここまで…!と涙でてきます。
最後のキャストコメントもちょっとおもしろかったです。
私の中ではBL最高作品なので、ここまでステキなトッピング?をしてくれた声優さんたちに感謝です♪
黒薔薇アリス 6 (プリンセスコミックス)
第一部が完結という事ですが、この巻の展開は、ずいぶん慌てて終わらせた感じが…。
水城先生は、人間の感情をじっくり描くのが得意な作家さんなので、
この早い展開は「あれれ??」という消化不良の気分です。
二人がくっつくのも、生島光哉との決別も、以外にあっさりしていて、
期待していたドロドロが無かった…。ちょっと水城先生らしくない展開です。
かくいう私、なんかアリスが好きになれませんでした。
設定上は「お人形のように可愛いアリス」とは解っているんですけどね。
だから、他の方のレビューにもあるように、なぜヴァンパイヤ達がアリスに魅かれて
いるのかが、理解不能だったというか…。
後半に「魂の座する間」を読んで、やっと、しっくり感がありました。
大人の女の顔をした菊川梓のほうが、断然にいい女に見えます。
これまでのアリスの顔を、すべて菊川梓に置き換えたら、ディミトリが魅かれていく
過程が、違和感無く読めるのではないかと思います。
でも、「ディミトリは今でもアニエスカを愛していて、器である体がすきなだけ」と
アリスが思っているという設定が重要だったので、初めから菊川梓の顔で描いて
欲しかったと思うのは、無理な要求なのですけれど…。
でも最後のほうで、玲二の鏡に写った顔が気になります。
2部はもしかして彼の話なんでしょうか?
彼の過去&未来のストーリーは気になっていたので、
2部がその話で展開するのなら、期待大で楽しみです!
水城せとな The Best Selection (フラワーコミックススペシャル)
3つの作品が全て、ほぼ10年前の作品なのですが、10年前でも水城さんは水城さんなんだな、と思いながら読みました。
絵が古い事を覚悟して読んだんですが、さほど抵抗は感じませんでした。
1話目、危険な多重人格者と二人きりで閉じ込められた精神医学助手の話
2話目、人間の姿をした牛と、牧場主の少年との友情の話
3話目、心の傷が原因で成長が止まったままの少女と、記憶喪失の男の話
どれもただでは終わらない作品ばかりでした。
1話目は若干ミステリーのようでした。10年前とは違うので、今はこういった作品を見る事は少なからずあるのですが、予想を裏切られましたね。
2話目は、擬人化と思いきや、牛は絶滅したという体で、牛のDNAを人間に移植したので、姿は人間のように書かれているみたいです。
この話は命について考えさせられる内容でしたね。家族の人間性の良さが、余計にそれを引き立たせています。
こね作品を読んで、不安が消し飛んだので、昔の作品も、もっと積極的に読んでいこうと思いました。
長々とすいません。
参考になれば幸いです。