メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ギル・シャハムとシノーポリ指揮のフィルハーモニア管弦楽団によるメンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を収めたCDである。録音はメンデルスゾーンが1988年8月、チャイコフスキーが1991年12月と記されて居るので、シャハムが、17歳と20歳の時の録音である。
先ず、メンデルスゾーンが最高である。この録音に聴くシャハムのヴァイオリンは、明るさを抑えた重厚な音色で、17歳の若者がこんな音色のヴァイオリンを弾いたとは信じられない思ひである。私がこれまで聴いたメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の中で、これは、最高の演奏の一つである。
その一方で、チャイコフスキーには少々疑問を感じた。と言ふのは、シャハムのヴァイオリンの音色が余りにも重厚なので、チャイコフスキーのこの曲に、この音色はそぐわないのではないか、と思ふからである。だが、このチャイコフスキーも、シャハムがまだ20歳の時の演奏なのである。(!)ヴァイオリニストには、例えばヒラリー・ハーンがそうだが、十代の時には十代でなければ弾けない様な音楽を奏でて居たヴァイオリニストが居る。しかし、シャハムは、十代の頃から、こんな重厚な演奏をするヴァイオリニストも居る事の例の様である。
(西岡昌紀・内科医)
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン好きで無い方にもオススメしたい一枚です。
ヴィエニャフスキの協奏曲は、小澤征爾さんの録音が名盤とされますが、
確かな技術とバックとの調和はこちらも負けません。
特に最後の「ツィゴイネルワイゼン」に関しては今まで聞いたどのCDよりも
素晴らしかった。是非生で聞いてみたくなりますね。
ヴィヴァルディ:四季、他
予め、報告致します。
クラシックについては初心者です。
フジコ・ヘミングのショパンのノクターン第2番が好きな邪道?組です。
さてさて、内容ですが「4Dデジタル録音」という録音が今風に聴きやすくにぴったりです。
「ヴィヴァルディ」の「冬」が聴きたい人は買ってみてはいかがでしょうか?
安価なケーブルで何回聴いても飽きの来ない演奏でGOODです^^。
あぁ、レンジが広いオーディオシステムが欲しい・・・
ガーシュウィン:作品集
あるときラジオで聴いたラプソティインブルーが耳について離れなくなり、
ガーシュウィンの存在を知りました。
このアルバムには現代音楽への熱い思いと、自由へ自負が溢れています。
指揮者やオケによって、全く違った色を見せそうなことも、
興味深い作品集です。ガーシュウィンを聴くほどに、
アメリカという国の歴史を考えずにはいられません。
ギル・シャハム&エティンガーの芸術 [DVD]
ハイドンではエッティンガーがチェンバロも担当して弾き振りを披露している。
シャハムの奏する二楽章冒頭のへ調長音階がこの上なく美しい。
ブルッフはシャハムは10代の頃にシノポリと協演したCDがあるけれど
その時よりもパワフルに仕上がっているように感じた。
シャハム、エッティンガーは互いに鼓舞しあって熱く強い音楽を作り上げ
精神性と外面的な要素が噛み合って、聴く者を捉えて離さない演奏に仕上がっている。
ベートーヴェンはオーソドックスに真っ向勝負。
IPOのメンバーのソリストとしての力量にも感心させられた。
熱くなりたい人におすすめの一枚。
ちなみにDVDカバーのシャハムの綴りが
私の買ったものは「Shacham 」と誤植されていて
いつかプレミアが付くかな〜と期待している。(笑)