テルマ&ルイーズのように
まず、声の技術が完璧です。歌が好きな人には絶対お勧め!!曲調はクラシックに重みをおいたポップスです。彼女の、歌や人生に対しての真摯な思いが伝わる感動や、声のアートを体感できます。逆に軽めの音楽が好きな人にはあまりお薦めしません。楽器やってたり、音楽に深く関わった経験がある人には興味深い作品に取れることと思いますし、アメリカのポップスやロック、ヒップホップを聞くことに一段落ついてなにか違う音楽を聴きたい、追求したい人には凄く新鮮に感じられると思います!!
テルマ&ルイーズ (スペシャル・エディション) [DVD]
ごく普通の親友同士の女ふたりが、小旅行に出かけたことをきっかけに、その人生が大きく変わってしまう。
平凡に暮らしている女たちには、「人を殺す」なんて、自分のすることとは想像もおよばないが、それが現実に起きてしまう。
そこから始まる逃避行のなかに、テルマとルイ-ズの相互関係、これまで生きてきた背景、心の傷やコンプレックスが見えてくる。
殺人を犯し、強盗をし、なおも地の果てまでも逃げようとするふたり、展開する事実だけ観れば、悪い方にいく一方なのに、反対に、彼女たちの清々しさ、軽快さが増していくのがたまらない。
今では第一線で活躍中のブラッド・ピットも出演、よく観ると、デミ・ムーア主演の某映画に出演している俳優たちも出ていたりする。
ムービー・ヒッツ
5以外聴きどころがないので、コアなファン以外は、Still on Top: The Greatest Hitsのほうを買ってください。
『アストラル・ウィークス』、『ムーンダンス』、『ストリート・スクワイア』という、ワーナーが権利をもつ初期三作からの音源は入っていません。
5が、86年にライヴ・レコーディングされた「ムーンダンス」の未発表ライヴ録音。『ムーンダンス』収録のオリジナルとも、『ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン』『ナイト・イン・サンフランシスコ+1(紙ジャケット仕様)』収録のジャズ・ヴァージョンともちがい、とてもリラックスした歌唱、編曲、演奏ですね。
10は、新録ヴァージョン。オリジナルと編曲はあまり変わりませんが、しかし、ヴァンが、5と同じで、年輪を重ねた歌唱を披露してくれます。日本盤の解説がわかりにくいのですが、映画『7月4日に生まれて』や『愛がこわれるとき』に使用されたのは、オリジナルで、こちらはそれとはちがう新録、ということなのでしょう。でも、言われないと、ちがいはわかりませんよ。
1−3、6、7、11、14−18も最新のベスト・アルバムに入っている音源。までは、耳慣れた曲。
4、12は『魂の道のり』からのライヴ音源。
8は、ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』収録のもの。
9は、オリジナル・アルバム未収録ですが、ベスト・アルバムには必ず収録されるもの。
13は、あまりいろんなところには入っていない曲。
19は、ロジャー・ウォータース『ザ・ウォール:ライヴ・イン・ベルリン』からの音源ですが、2007年編集版です。
日本盤は歌詞・対訳、曲解説がついています。