怪談新耳袋 -三人来るぞ編- [DVD]
新耳袋シリーズ。今回も面白いエピソードばかりで十分、楽しめました。今回は黒川芽以主演オンパレード。よく知らなかったのですが、いいアイドルですね(話が逸れた!)
たまたま、隣で見ていた母が、あのショートショートのテンポについてこれず、終始???って顔していたのが、余談ですが笑えました。
はじめてのiモードJavaプログラミング―準備から配布まで「iアプリ」開発のすべて
説明が平易でわかりやすく、最初からほとんどつまづかずに最後まですっと読めます。他のプログラミングスキルがそれほど無くても理解できるような構成になっています。
ただ、初級者があまり悩まないようにという配慮だと思いますが、「習うより慣れろ」という感じなので、より深いところを知りたくなったら他の本を参考にする必要があります。
追憶の庭
2007年4月発表の1st Mini Album。
Rouse Garden(ラウズ・ガーデン)は女性ヴォーカルのロックバンド。
音楽性は、基本的に90年代以降のオルタナ/UKロック影響下にあると言える。
そこに日本的な情緒・情念を感じさせる歌メロで、
文学的な歌詞を歌うはるかのヴォーカルが入るところに、その個性がある。
タイトル通りの明るさを感じさせる"daisy"で幕を開ける一方で、
"消えない罪""鎖""金盞花"ではその仄暗い情念を伝えてくる。
それでいて、繊細さや哀しさをも届けてくるところにラウズの真価がある。
哀しく美しく、そして温かく優しい"海と真珠"が個人的にフェイヴァリット。
鬼束ちひろ、Cocco、坂本真綾といった名前にピンとくるロック耳に推薦したい。
クロスファイア [DVD]
二つの小説を非常にうまく繋げて人物の出し入れも快調で、すばらしいテンポで見せてくれます。悲劇的結末を最初から予期しているかのような独特の冷えたトーンにヒロインがピタリとはまり、文句なしといいたいところですが、部下を片っ端から始末するガーディアンのボスがけっきょく何をしたかったのが判らずじまいで・・・ちょうど面倒くさくなってきたガーディアンを店じまいしたかったのか?、彼自身は普通人で、超能力者全滅を狙ったのか?
でもその死に様はたっぷり1分近くかけての嬲り殺しで、思いきりカタルシスでした。俳優自身もそれを望んだんじゃないかと思うぐらい、悲しみも怒りもこいつに集中する構成になっています。
希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く
遅ればせながら読みました。既に格差社会、というのは常用語になっているようであり、その意味ではこの本で書かれる格差の原因、格差の状況、というのは、無意識のうちに共通認識のようになりつつあるものであり、すっと入ってきました。世間では所得格差=格差社会としているようですが、この本では、背景にある希望という意識の格差、にもきちんと触れており、納得感が増します。おそらく世界的に先進国で共通して懸案になりつつあるこの事象についての処方箋にはあまりページが割かれていませんが、それはこの本に期待することではないようですし、ましてこの本★を落とすようなポイントとして論じるべきでもないように思います。所得の格差、というのは今後も拡大しそうですが、希望の格差というものはだんだんと、あるいはもとから比較がしにくいものであり、それは個人が対策を講じていく必要があるものになっているのでは、と思うからです。