ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番
プレイエルピアノの素晴らしい音楽的な響きに魅せられ、個人的に念願のCD。聴いてみていままでモダンピアノでは聴いたことがないような優しく音楽的な響きと倍音の多さに感激。いままでの愛聴盤だった、アックス&マッケラスのエラール使用録音と双璧かそれ以上のCDがSACDでライブの空気感を含めて(しかも日本で!)リリースされたことは率直にうれしい。
ピアノの響きはまさにタイムスリップしてショパンが想定した響きがよみがえるような印象で納得。ところどころで演歌のような節回し、符点処理のユニークさなど有田氏と仲道氏の研究と精進の成果なのでしょう。”別物”のようにとらえらちであるが、このCDは間違いなく市場に出回るあらゆる同曲のCDの中でも特筆ものの1枚。フランスやポーランドでなく日本でこのような盤が出たことが驚異的。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」&第3番
チョー有名というか、クラシックには欠かせない協奏曲二曲ですよね。名盤はあまたありますが、このCDは、とにかく極限まで歌っていることが最大の特徴でしょうか。些細な音にまでメロディーが込められていることに気付かされるはずです。焦燥感がひしひしと伝わるダイナミックな演奏ではありませんが、ヤルヴィの指揮は現在の彼女の演奏に最適な形を用意しているのではないのでしょうか。録音方法は現代の最高水準なのでは?ピアノの音が雨滴くのように一音一音つらびやかにきこえれば、いきなり豪雨の中にいるような感が抱けますよ。アーノンクール&ピエールの全集とはまたひと味ふた味違ったCDでございました。でも、なぜ三と五番だけなの?全集聴きたい!!
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」&第3番 [DVD]
(1)オリジナルがHi-Vision収録
したがって、DVDの画質が最高
(2)仲道さんの美貌が画面に拡大表示される
これだけでも、感動する。
(3)演奏も最高
(4)これまで、購入した音楽DVDのなかで画質最高
CDでわかる ショパン鍵盤のミステリー
これは入門書のようなスタンスで書かれていて前編カラーの写真や絵図、それに4コマ漫画などがふんだんに使用されているので見るだけで楽しいです。
しかし取り上げられているエピソードなどはピアニストならではの視点で深い洞察に基づいており、いままでのショパン本とは違い新鮮な驚きがあります。
仲道郁代さんはNHKの初心者でも弾けるショパン講座など大変奥深く難しいことを、初心者でもわかるように話そうとされていて、演奏家としてだけでなく
教育者としての資質にも大変優れた方だと思います。この本の中にはそんな仲道さんの思いがいっぱい詰まっていますのでそういった魅力もあります。
CDの演奏も秀逸で当然本と対応していますので、知らない曲があったとしてもCDを聴けばすぐに確認できます。まさに至れり尽くせりという感じです。
クラッシク初心者やショパン初心者からこれまでのショパン本では満足できない上級者まで興味深くそして充分に楽しめる本だと思います。
花~Scenery with Floews~ V-music03 [DVD]
レビューは書けませんが、感想を書きます。
最近のテレビはミサイル、殺人、誘拐などクリニックの待合室には不適当な話題が多く放送されていると私は感じ、2週間前からこのDVDをリピートモードで使用し、待合室のプラズマテレビで患者様にご覧いただいています。はじめは、一度見たからいいとおっしゃる方も1,2名いらっしゃいました。最近はそのようなご意見は聞かれず、私が待合室を観察するとこのDVDの映像を食い入るように見ている人、感動のため息をつく人、笑顔になる人等々が散見されます。私はひまわり、チューリップなど息をのむすばらしい映像と音楽に感動しています。時にはこの撮影地はどこだろうなどと患者様との会話も弾みます。自動でリピートしてくれると設定が楽なので助かります。その点を考慮し1点減点の星4つとしました。