NHK大河ドラマ 龍馬伝 完全版 DVD BOX2 (season2)
脱藩後の龍馬さんは
小汚い姿で登場します
土佐勤労党の勢と衰
海軍総連場の華と枯
大きな渦巻きに巻き込まれて いく様々な人間模様です シーズン Uは武市さんの話みたいな感じです
ブザー・ビート ~崖っぷちのヒーロー~ DVD-BOX
近年の月9はSMAPのキャストに頼ったものやガリレオやのだめなどマンガや小説の原作を実写化するものが殆どでトレンディー全盛期のようなその時旬のキャストを集めてラブストーリーを展開する王道な作りを古臭いと揶揄するような風潮がありました。
しかしあえてそれを今にした事がこのドラマのミソでもあります。
このドラマの後にプライベートでも噂になった山下智久と北川景子の美男美女の旬な主役二人にそれを取り巻く相武、貫地田、溝端らも旬で脇を固める伊藤や永井、真矢などちゃんと演技派の中堅やベテラン俳優も良い味を出していました。
しかしキャスティングだけがこのドラマの魅力ではなくちゃんといまどきでリアルな恋愛模様もこのドラマの魅力です。
中でも今までの清純な役柄の多い相武に清純を演じる裏表のある悪女を演じさせた事もこの作品に生々しい恋愛要素を生む事にもなったと思いますね。
それを口説き横取りしようと画策する金子の嫌味な役柄もこのドラマの人間関係を引き立たせていました(笑)
そういう要素が王道の古臭さをカバーしていたように思います。
ストーリーは至ってシンプル、しかし人間関係は程良くリアルでそれをドロドロに見せないキャストのフレッシュさも見事でした。
ただ最後の一話の展開はかなり大雑把な纏め方だったのが残念です…。
おっぱいバレー (Linda BOOKS)
他のレビューで「ノベライズ本みたい」といったのがあったけれども、確かにこれを原作にTVドラマ化しても全く驚かない。むしろ、まだされていないのが不思議なくらい。
爽やかだし、笑えるし、感動も出来る。わざとらしくもない。
ただ、私自身の感覚からすると、あくまでTVドラマみたいな作品であって、これに1260円という、大体映画館1本観られる金額を払うほどまでではないよなぁ、という印象。
ビデオレンタル1回分ぐらいならね。良かったんだけれども。
NHK大河ドラマ 龍馬伝 完全版 DVD BOX―4(FINAL SEASON) [DVD]
最終回まで、視聴した感想です。
この作品を評価するのならば、幕末のイメージ映像という評価に落ち着きます。
残念なのは話の構成が三部以降、本当にグダグダで
史実無視はもちろんのこと、話の整合性も取れない状態でした。
演出も脚本の出来の悪さに伴って、イマイチ盛り上がらなかった感じです。
ですが、その話を引っ張っていこうとする役者さんの演技は超絶でした。
第四部では・・・
伊勢谷さんの晋作、青木さんの象二郎(名演!)、
少ない出番でしたが上川さんの慎太郎、
あと、龍馬に対して複雑な感情を持つ弥太郎を香川さんが熱演していましたね。
皆が笑って暮らせる日本、それを目指して龍馬は突き進む。
純真と狂気の狭間でまっすぐに夢を見据える龍馬。
福山雅治さん、名演でした。
色々辛い部分もありましたが、最後まで観ていて後悔はない作品でした。
ただ、この作品を観て、これが史実だと絶対思わないようにしてください。
幕府はあんな悪ではなかったし、幕府が存続しても身分制度は瓦解したでしょう。
善側として描かれている討幕派にも差別は存在し、
奇兵隊メンバーの結末は残酷そのものです。
どうも間違った幕末の認識が世に広まっている。
真実の坂本龍馬はあんな善人でも、思想家でもないのです。
幕末を長年ライフワークにしている私から見て、罪の多い作品ではありました。