弁護士のくず 9 (ビッグコミックス)
日本の特殊事情で、テレビや新聞、「専門家」の本よりも、漫画の方が身近で為になる知識を得ることができます。
冤罪や裁判員制度など、「お上」の理不尽さをあぶり出す良質のシリーズでしょう。
いい加減で人格に問題がありそうな主人公が、同じ事務所の並みの弁護士の常識的な思考や判断をくつがえす、どんでん返しが心地いいです。
LOVE CONCENT(初回生産限定盤)(DVD付)
ふと。Wikipediaでhitomiを調べてたら、
彼女の歌の特徴として“いわゆる恋愛を歌ったモノは極端に少なく、
総じて「自分」をテーマにするコトが多い。”的なコトが書き込まれていて
(もしかしたらもう削除されてるかもっ。)
、「‥‥う〜ん。。そうか?」ってちょっと思ったケド、
なんとなく改めて思い返すとそれはあながちハズレじゃないかも。
「LOVE CONCENT」と銘打たれ、愛をテーマにした雰囲気に溢れた今作でも、
好き云々とかそんなこそばゆい次元じゃなくって、もっと深くてデカい愛とかゆうヤツを表現しつつ、
そのうたから見える主人公は、けしてベタベタしたカップルじゃなく、
「ヒトと私」をきちんと捉えた冷静にして穏やかさに満ちた人。
難しい表現や単語を使わないStyleを貫く
彼女の制作方法と反比例気味な、深過ぎるテーマ。
時として陳腐に聴こえたり、七面倒くさい表現になったりしちゃって
人によってはうっとおしいく感じるのかも知れませんが、
個人的にはそんな不器用で真っ直ぐで奔放な
彼女らしさが投影されたような言葉たちが気持ちよく、すごく好きです。
thermo plastic後は、何故だか幼稚に見えてたパフォーマンスも、一巡りしシンプルなとこに帰ってきたような嬉しい感慨が。
hitomi、完全復活!
おかえりっっ☆
一方、サウンド面では
詞同様シンプルさを大切にしつつ、あくまで彼女のColorを打ち消さない程度に
遊び心とスタイリッシュさが、心地よく広がっておりまっす。
そこはやはり、渡辺善太郎氏の巧さと、氏とhitomiのバランスの良さの妙っ。ナイス。
いい具合にノスタルジックだったり、程よくロックだったり。
A&Rとのコラボ三部作をはじめ、
そんじょそこいらのB級ならゴッタ煮になりそうな内容をうまくキレイに纏めています。
そう。皆様おっしゃっている通り、不思議なくらいに流れの良い今作♪
聴きやすいっ。
また、THROUGHによるアートワークも相変わらず素晴らしい。
JACCSカードのCM同様、ラフでカジュアルな雰囲気がお洒落!
作風とも見事フィットしてるし。そういう部分でも毎回hitomiは裏切らない。
そして何より彼女の創作意欲がビンビン伝わってくるのがイチバン嬉しいっ。
10年以上のキャリアを持ちながら、更にこのあとどうなっていくのか楽しみに思わせるのは
なんてステキなコトだ。
LOVE CONCENT
hitomi最良のパートナー・渡辺善太郎さんが殆んどノータッチで作られた前作『TRAVELER』、以降発売されたシングルJapanese~〜CRA"G"Y~で、デビュー時からのファンとしても《hitomiは終わった…》と思わざるを得ませんでした。去年発売の3シングルは、A&Rに持ちかけられたテーマにhitomiが歌詞を付けると言うやり方で、結果的に何の持ち味もない仕上がりに…それに悩んだ彼女は引退すら考えてたそうです。
←《Japanese~》の「もっと胸張って!」ってフレーズ…あの頃の自分に言い聞かせたかったらしいです。
でもやっぱりhitomiは強い!「自分のコトバに責任を持って詞を書きたい!」と共作を拒否、シングルでは《GO MY WAY》以降、彼女の言葉でしっかりと綴られてます。
今回のアルバムですが、hitomi×渡辺善太郎のタッグが一番!!と確信出来る物で、前作のような中途半端な感じがなく、創作意欲を感じられます。ちょっと懐かしさを感じるサウンドに、共感する身近な歌詞が心地よく、何度も繰り返し聴き込めるアルバムです。
シングル《アイ ノ コトバ》《GO MY WAY》はもちろん、CMで使われている《Day-O》、自身作曲の《So you》《change yourself》もなかなか良い◎
個人的には《恋愛飛行》の2番の歌詞がお気に入り。タイトル曲の《LOVE CONCENT》ではほのぼのと何気ない愛を唄ってます。
恋をしている人、したい人、是非聴いて欲しい1枚。
「ONE WAY I NEED YOUR LOVE」って、誰でも思ってるはずですよ!
弁護士のくず 10 (ビッグコミックス)
毎回泣かされるけど、この巻でも泣きました。
ホームレスになったお父さんが裁かれる話は涙が止まらなくて…
自分も父と仲が悪く、ずっと嫌って避けてきましたが
年を取って父の気持ちがわかる様になり、少しずつ言葉を交わすことが増えて
父に労りの言葉をかけるとちょっと嬉しそうな顔をされたりして
今まで傷つけて来たんだと感じて泣きそうになります。
そんなときこの巻を読んで涙がもう止まりませんでした。
私の父も人を仕事上傷つけてきました
家族も傷つけることがありました
でも悪い人なんかじゃなくて,頑張って苦労して来た人です。
私はそんな父を分かってあげられたか、考えました。
綺麗事を言う人が必ずいい人ではありません。
九頭弁護士はどうしようもないことを言う人です。
でもその行動には情があります。
毎回その情に救われる気がします。
弁護士のくず DVD-BOX
毎回一つずつ依頼が持ち込まれ、
解決していく弁護士ドラマの定番を押さえつつも、
解決の仕方は、裁判に勝つというだけでなく、
弁護士のくず流解決がみられるドラマです。
コミカルな演技で新しい魅力を出した
弁護士のくず役のトヨエツと
新米弁護士で、まっすぐで融通がきかない武田君を
伊藤英明がうまく演じ、
脇を高島礼子、モト冬樹がうまく固め
毎回楽しめます。
ほしのあきさんも、本人役で出てるのか!?というくらい
存分に魅力を発揮しています。
同じクールで放送された七人の女弁護士を意識した回は
本当にいいの??こんなことやっちゃって!??
と思わず笑ってしまいました。
本当は星5つでも良かったのですが、
弁護士のくず2を作るためか、
武田君、くずさん、哲子ちゃんの関係がどうなるのか
決着が見られなかったので4つにしました。