ささやくシルエット
最近は、若い頃にレコードで聴いていた音を、CDでついつい買ってしまう
ということが、しばしばありまして....
これは今から22年前に発売された”デヴィット・サンボーン”の
初期の代表作です。
と、同時にフュージョンを代表する屈指のアルバムです。
なんたって、まずジャケットがお洒落だと思いませんか。
レコードの紙ジャケットは大体30×30cmサイズですが
当時、あたしはお気に入りのレコード・ジャケットを部屋中にインテリア
として飾ったものでした。
「鳴きのサンボーン」と云われていまして、その音は少し高めで、アタック音が
強く、強弱があって、日本人好みだと云われていますが
ホントよく鳴くサックスです。
マーカス・ミラー・フリークのあたしです....
このアルバムから本格的にマーカス・ミラー(b)と組むのですが、曲の半分を
マーカス君が書いていて、ビシッと決まっています。
夏の終わりの夕暮れ時...
車の窓を全開にして、小樽の高速をひたすら飛ばす...
空が黄昏れて、海が見えはじめたら、どうぞこのアルバムをおかけになって
くださいな。
きっと景色が輝きを増すことでしょう。
1曲目からいいんです。サックスが鳴き、ベースがタイトにリズムを刻みます。
オマー・ハキムのドラムがビシバシとまたカッコがいいんですよね。
あたしのオススメは3曲目の「ラッシュ・アワー」
心ときめくマーカス君のベースライン...
ああ、ため息...
たたみ込むようなソプラノサックスの音色...ああ、ため息...
アルバムタイトル曲の「ささやくシルエット」そして「ストレイト・トゥ・ザ・ハート」
小樽の埠頭に着く頃には、夜の帳も降りて...
しっとりと濡れたこの曲を聴いたなら、シルクな夜がまたひとつ
増えることでしょう。
ライヴ・アット・モントルー 1996&1991/92 [DVD]
こちらの公演のほうが、楽しめた。4曲 上に表記がないので、追記しておこう。
1991 01Footprints 02On The Milkyway Express
1992 01Pinocchio 02Peewee/theme p:herbie hancock
ギターがうるさい。90年代前半にありがちなんですが。
ナイトドリーマーよりウェザーリポート時代が好きな方は楽しめる内容では。