暴かれた9.11疑惑の真相
インターネット上では、9.11に関する疑惑はその直後から指摘されており、それなりの説得力を持ち続けている。私の場合には、ペンタゴンの墜落現場の映像が映された際に飛行機の残骸がなかった点で疑問を持ち、当時ネット上で問題点の指摘を興味深く読んだ覚えがあるし、その後もドイツの大臣が疑惑指摘発言をしたこともある。
本書は、ネット上で既に指摘されてきた9.11の疑惑点をコンパクトにまとめた本であり、映像検証用のDVDもついている。いずれもネット上で見られるものだと思うが、探索に時間をかけるよりも本書を購入する方が賢明だし、英語の壁もなくなる。
私的に大きな問題点を列挙すれば、
1 航空機の衝突と火災で鉄骨が崩壊するのか
2 ペンタゴンに航空機の残骸がなかったのはなぜか
3 衝突されていない第7ビルがなぜ崩壊するのか
となるが、他にも航空機から携帯電話はかけられないとか、ビル崩壊時に爆発音がしていたとか、第7ビルの落下速度は真空状態における落下速度で爆発による真空状態がなければ想定しにくいなどの問題が指摘されている。また、動機面での指摘も種々指摘されている。
私は、技術検証についてはよくわからないし、ブッシュ政権による陰謀説に直ちに組みするつもりもないが、久しぶりに本書を読んで疑惑点をつきつけられると3割程度はその可能性はあるかもと思わされる。それだけの説得力はあり、ネットでの情報に触れていない方たちには必読本だと思う。
Wtc 9/11/Mallet Quartet/Dance Patterns
Steve Reich
WTC 9/11 (2010)
Kronos Quartet
David Harrington, violin
John Sherba, violin
Hank Dutt, viola
Jeffrey Zeigler, cello
Mallet Quartet (2009)
So Percussion
Eric Beach, Jason Treuting, vibraphone
Josh Quillen, Adam Sliwinski, marimba
Dance Patterns (2002)
James Preiss, Thad Wheeler, vibraphone
Frank Cassara, Garry Kvistad, xylophone
Edmund Niemann, Nurit Tilles, piano
Recorded: 2011 / 2004
Nonesuch
東日本大震災、福島第一原発事故を素材にした作品をクラシック音楽の作曲家が書いてくれないか、と思っていたら、スティーヴ・ライヒが「9/11」を扱った作品を発表した。この作品は怖い。この作品はリスナーにあの日のことを強く思い出させる。この作品は「9/11」がアルカイダが起こしたテロであることを訴えていない。ただ悲痛だけを訴える。私は、「9/11」のような災いを、どうしたらなくすことができるかを改めて考えさせられた。クラシック音楽は、過去において、戦争や戦争による殺戮、大量虐殺などを積極的に扱った。クラシック音楽は、福島第一原発事故や「9/11」のような歴史的事象を扱うのが得意だ。よって、ライヒの「9/11」のような時代を反映する作品、すなわち、東日本大震災、福島第一原発事故を反映する作品をクラシック音楽の作曲家に是非作って欲しい。
【歌詞大意】
I. 9 / 11
北アメリカ航空宇宙防衛司令部:
ボストン発
ロス行き
進路を南に変える
航路逸脱
ボストン
ロス
進路を南に変える
航路逸脱
パイロットと交信不能
ニューヨーク市消防局:
出動
飛行機が世界貿易センターに衝突
全救急隊出動せよ
飛行機が世界貿易センターに衝突
崩壊
メーデー! リバティー・アンド・ウエスト通りは瓦礫で閉ざされる
第2の飛行機
メーデー!メーデー!メーデー!
息が苦しい
第2のビルが崩壊
II. 2010
近隣住民、ニューヨーク市消防局員、世界貿易センターに最初に到着した救急車の運転手
「授業中でした」「子どもたちはグランド・ゼロの近くの一画の学校に通っていました」「最初の飛行機はまっすぐに頭上をビルに向かいました」「私の目はまるで撃たれたようでした」「炎」「ビルの一つが炎に包まれました」「事故」「事故ではない」「逃げました」「叫び」「それから第2の飛行機が衝突しました」「人々がビルから飛び出してきました」「最初の救急車が到着しました」「混乱」「どうすることもできない」「地が揺れはじめました」「そう、ビルが倒壊しました」「逃げろ!」「突然辺りは真っ暗になりました」「目の前が見えなくなりました」「ビルの破片が私たちを巻き込みました」「死」「静寂」「街はちりに被われました」「三千の人たちが殺されました」「次に何が起きるのか?」
III. WTC
近隣住民、犠牲者のそばにいた女性たち埋葬の日まで詩編24章7節を唱える、美しいチェロ演奏、祈祷
「遺体がマンハッタン東側の大きなテントに運ばれました」「私は詩編を一晩中朗読しよう」「座って」「ただ座って」
あなたの出で立つのも帰るのも主が見守ってくださるように。今も、そしてとこしえに。詩編121編 8節
The world to come
I don't really know what that means
見よ、わたしはあなたの前に使いを遣わして、あなたを道で守らせ、わたしの備えた場所に導かせる。出エジプト記23章 20節
and there's the world
and there's the world right here
9.11
既に多くの人がレビューを寄せているのを知り、新刊であるにも関わらずその反響の大きさに、チョムスキーの意見の重要性を改めて実感した。
他のレビューが述べているように訳のために意味が取れない部分が多々あるが、それにも関わらず、多くの人に読んで欲しい一冊だと思う。
現在のアフガニスタン侵攻は心痛むニュースであるが、アメリカにもこのような考えを持つ人間がいることを知り心安らぐと共に、世界が良い方向に変わって欲しいと望む気持ちで一杯になる。
9・11テロの超不都合な真実―闇の世界金融が仕組んだ世紀の大犯罪 (5次元文庫)
著者の執念を感じます。 911テロに関する疑問点・動機・誰がどうやって実行した可能性があるのかを豊富な資料が纏められています。 良くここまで集めることが出来たと思います。 この事件がなければアフガニスタンへの進攻、イラク戦争も無かった訳ですし、現在に到る世界情勢のターニングポイントとなった事件ですから、この事件の重要性は時が経っても薄れることはありません。 逆に風化させてしまっては問題の本質が分からなくなってしまい。 事件を起こしたと思われる影の存在にとってこう都合です。 犯人とされた方々は出ていますが真相究明は何もされていない状態のままでテロ戦争のプロパガンダだけが一人歩きしてしまっている現実があります。 もう事件から7年が経っていますが911について知る必要性は少しも減少していない気がしてなりません。